20007年9月12日コウタイアタック・リベンジ編
「Gamくん、いよいよだねっ」
「ああ、ようやく本題の『コウタイアタック』やな」
「夕方に釣りに行く予定、ってコトだけどっ、朝は早く起きたのっ?」
「8時くらいやったと思う」
「じゃぁ、Gamくんにしては、早起きなんだねっ」
「そんな感じでいいと思うぞ、仕事してる時と変わらんからな」
「朝食はホテルだよねっ」
「そう、朝食バイキング、ってヤツ、でも、ウチはあんまり朝から食べへんからなぁ・・・」
「パンだけ、とか?」
「そんな感じ、若いお姉ちゃんの方が朝はガッツリ喰ってた」
「でもねっ、朝はちゃんと食べた方がいいんだよっ、太らない、って言うもんっ」
「ウチは朝食べんでもデブデブちゃうやんか」
「それはGamくんの体質かなっ、でも、いいなぁ〜っ」
「ははは、そんなん気にせんでいいって、そしたら次に行く、朝メシ喰ってる時に新聞見たんやね、そしたら、『安倍首相』が辞意表明したんやってなぁ・・・、初めて知ったよ」
「そうなのっ?でも、ホテルにもテレビってあるよねっ、前の日に見てなかったのっ?」
「あったけど、例の如く、ウチはテレビは見てないねん、それにしても大ニュースやわ」
「色々あるみたいで大変だよねっ」
「政治の話しは置いとくけど、首相なんてのは生半可な人間じゃつとまらんと思う、ウチは絶対したくないぞ」
「でもっ、Gamくんにお願いする人って、誰もいないよっ」
「ウチやったら『軍国主義復活!』とか言われるのん目に見えてるって」
「なんか、ホントにやっちゃいそう・・・」
「うん、そしたら話し戻そう、メシ終わってタバコ一服してから『止水域』探索に出発、ただ、竿は持って行かんかった」
「そうなんだっ」
「場所探しやから邪魔なだけやねん」
「サカナを見つけたらどうするつもりだったのっ?」
「それは、また来たらええねんって、見つけたら、それはそれでどうにでもなると思う」
「・・・」
「そんなこんなで、地形図見ながら原チャで狭いトコ突っ込んだ、途中から歩いて侵入してん、そしたら・・・」
「サカナがいたんだっ」
「いや、地主に見つかって怒られたぞ(笑)」
「え〜っ、大丈夫だったのっ・・・」
「まぁ、たいがいボロクソ言われたけど、離島行ってまで、いや、ウチは『平和主義者』でケンカする気ないもん、ケツまくって撤収した」
「ぷぷぷっ、『軍国主義者』じゃんっ」
「言いたいことはあったけど、言うとオッさんが100%ブチ切れると思う」
「それって、どんなコトっ?」
「いや、ファイナルダムンで言うてもヤバいと思う」
「・・・」
「なんや?・・・」
「ううん、そういう時のGamくんって、ホントに何を考えてるのかわかんないんだもんっ・・・」
「ほんなら、ミキ、ちょっと耳貸せ、ナイショでおまえだけには言う」
「うんっ」
・・・・・・
フーっ!
「きゃっ!」
「ぎゃはははは、耳に息吹きかけてみた!」
「も〜っ!変なコトするのやめてよ〜っ!!」
「どういう反応示すか試してみただけやって」
「ホントに、もうっ・・・」
「じゃぁ、今度は本気でナイショ話・・・」
「絶対変なコトしないでよねっ!」
「変なことはせえへんけど、どさくさ紛れにキスしてみたり・・・」
「!・・・」
・・・・・
「・・・・・・(ナイショ話)」
・・・・・・
「Gamくん・・・」
「どうした?」
「ミキ・・・、ううん、いいのっ、・・・でも、そんなコト考えてたんだね〜っ」
「な、言うたら100%アカンやろ」
「そうだよね〜っ、それじゃぁ、何もしないで場所移動しちゃったんだっ?」
「そういうこと、でも、他の場所も良さげに思えん、せやから『ティラピアポイント』に一点集中しようと思った」
「じゃぁ、何ヶ所か回ってみてホテルに引き上げたんだねっ」
「うろちょろしてたらいい時間になったから、でも、その前に去年に『ミーバイ』釣った場所に行ってみた」
「え〜っと・・・、『登野城漁港』のもっと東だよねっ、でもっ、どうしてなのっ?」
「なんかの気まぐれやわ、で、排水のところに行ってみたら沖合いで『ボイル』が発生してた」
「『ぼいる』って?」
「大きいサカナがちっさいサカナを追っかけてて、水面でばしゃばしゃやっててん」
「でもっ、竿、持って行かなかったんだよねっ・・・」
「メッキタックルでは絶対にムリ、GT用のロングロッドに80gのメタルジグやったら射程距離やと思う」
「じゃぁ、去年はダメだったけど、って感じなんだねっ」
「偶然やと思うぞ、漁船とかダイビングする人らの船の往来が結構あるから、すぐにどっか行くと思うわ」
「ふ〜んっ」
「しばらくそこにおったけど、それ以降なんもなかったから引き上げた」
「次は、お昼ご飯だねっ」
「その前に、原チャリ交換してもらいに行った」
「何かあったのっ?」
「走ってたら音がキコキコうるさいねん、ショックから音がしてるって思ったし、あと、一悶着あったからゲン悪いし」
「でもっ、次も同じスクーターなんだっ」
「いや、『2スト』があったんやな、ボロいけど『JOGアプリオ』ってヤツ」
「へ〜っ」
「これ以降はそんなに遠出する予定ないから、速攻で乗り換えしたぞ」
「Gamくんの希望通り、って感じだねっ」
「ああ、やっぱ、ボロでも『2スト』、スタートダッシュが違うぞ、せやから今度は『YZR500』気分って具合かな?」
「それもレース用のバイクなんだねっ」
「そんな感じやわ、で、ご機嫌さんで宿に戻って昼飯、これは何を喰うたんか忘れた」
「それじゃぁ、次はお昼寝だねっ」
「その通り、離島遠征で昼寝は欠かせんぞ!」
「でもっ、Gamくんって普段のお仕事してる時でも、『ヒマやったら寝てる』って言ってたじゃんっ」
「基本的にウチは『寝る子』なんやろなぁ・・・」
「はははっ、じゃぁねっ、何時頃までお昼寝してたのっ?」
「うーん、3時半過ぎやったかなぁ・・・、『ティラピアポイント』到着が4時半頃やった記憶がある」
「それじゃぁ、ようやく『コウタイアタック』だよねっ」
「そう、お待ちかねやぞ(笑)」
「どんな感じで狙ったのっ?」
「『ティラピアポイント』は水棲植物やらブッシュ絡みやから、セコ釣り、但し、ウィードレスのジグヘッドとかドロップショットでカバーの際を狙ったんやね」
「・・・」
「しばらくそんな感じで場所移動しながらやっててんけど、全然反応ないねん」
「去年はワームだと反応があったんじゃないのっ」
「そうやねんけどな、で、ウチってセコ釣り得意と違うやん、やっぱりイヤになってきてなぁ・・・」
「じゃぁ、どうしたのっ?」
「そんなモン、カエル使うに決まってるやんけ!ライギャーの意地と誇り!!」
「でもっ、『コウタイ』って大きいサカナじゃないんでしょっ?」
「『ゴブリン』でもムリっぽいから、それはちゃんと用意してたねん」
大きいのも気になるけどっ・・・
やっぱり変態やからな
「この、ちっちゃいカエルだよねっ」
「そう、『スカムフロッグの小』やねん、大きいのは『アナコンダ改シイラポッパー』の試作品、極端すぎるくらい違うやろ」
「うんっ、カエル、って言ってもすっごくちがうんだねっ」
「ホンマは『マッジーフロッグ』の小さい方がよかってんけど売ってなかった」
「じゃぁ、このちっちゃいカエルが売ってたんだっ」
「いや、実はこれ、大阪におった時に『フライライギャー』用で仕入れてた」
「それじゃぁ、いつものライギョ釣りだねっ」
「そういうことやわ、で、『スカム小』に変えて、いつも通りにカバーエッジに叩きこんだんやね、そしたらな・・・」
「・・・」
「『スカム小』を追っかけて来たんや」
「えっ!」
「去年みたいな『ハゼもどき』と違うぞ、どっから見てもあの姿は120%ライギョやな」
「いいじゃん、いいじゃんっ♪」
「そしたら『スカム小』にアタックしてきたぞ!それも例の捕食音付きやぞ!!」
「そうなんだ〜っ!それでねっ、ちゃんと合わせれたのっ?」
「ぎゃはははは、フッキングもバッチリOK!これでもらったも同然!!」
「うんっ、いい感じじゃん♪」
「もちろんファイト中の姿も間違いなくライギョやったから、
『よっしゃー、コウタイじゃー!』
って、思いっきり叫んだった、そんでランディング成功、ここまではええ調子やってんで」
「えっ?」
Gamくん、よかったじゃん♪
うーん・・・
「これ、どう見てもライギョとしか思えんやん、この口とか」
「う〜んっ・・・、そんな感じだけど、でもっ、違うのっ?」
「でもな、正体はこんな感じやねん・・・」
砂がついちゃってるねっ
ちょっと暴れてくれたからなぁ・・・
「これはライギョだけどっ、う〜んっ・・・、『コウタイ』じゃなくって、いつものライギョだよねっ?」
「正解は『タイワンドジョウ』、俗に言う『ライヒー』やな、ちなみに2007年度のファイナルダムン本編初のライギョやわ」
「そうだったんだっ・・・」
「引っこ抜く時に模様を見て『あー!・・・』って思った、ウチは『タイワンドジョウ』には縁があるみたいやし、ファイナルダムンも『カムルチィ』の画像より『タイワンドジョウ』の画像の方が多いやん、またコレクションが増えた、って感じやわ」
「Gamくん、残念だったねっ・・・」
「いや、そんなことはないぞ」
「そうなのっ?」
「ウチにしたら『タイワンドジョウ』が釣れただけでも上等やと思う、文献だけじゃない、釣り人、それも、普段からライギョ釣りしてる人間が『タイワンドジョウ』の存在を証明したんやから」
「・・・」
「じゃぁ、『コウタイアタック』に話しを戻すのかな?それ以降も日が暮れるまでカエルでカバー打ちしてたんやね、でも、この日も『コウタイ』はアカンかった、あと、糸が細いから『スカム小』は引っかかってロストしたねん」
「・・・」
「その代わり、もう1匹確保した、『特殊攻撃雷魚竿』と一緒に撮影せんと面白くない、せっかく作った竿やからな」
これは日が沈む前だよねっ
フラッシュ焚いてるからな
「結局、『タイワンドジョウ』が2匹、ってコトだねっ・・・」
「明日の夕方にまたアタックする、今度は本格的ライギョマンの忌み嫌う、カエルでのアンダー狙いやぞ(笑)」
「カエルを沈めちゃうんだっ」
「そのつもりで、もう1種類カエルは作ってた、準備はしてたねん、ちなみに今回のカエルは全部『バーブレスフック』じゃない、返し残してる」
「えっ、確か、それってダメなんじゃないのっ?」
「そんなん気にせんでもええねん、目的は『掛けたサカナを確実に捕獲すること』やからな、サカナが小さいから返しがあっても外しやすい、でっかい『カムルチィ』みたいに外すの苦労する、ってのはないから」
「そんなのでホントにいいのっ?」
「ウチは『ライギャールール』を金科玉条みたいに崇め奉る気はないねんって、それは状況次第やわ」
「・・・」
「そしたら次は、なんやろ?」
「いつもの夕ご飯だよねっ」
「『離島桟橋』で適当に喰いに行った、魚料理かな?」
「じゃぁ、食事が済んだら、これもいつもみたいにリールのメンテと明日の準備、でいいのかなっ?」
「少なくとも『お姉ちゃん釣り』には行ってない、で、この日は淡水で使ってるから適当、スピニングリールからベイトリールみたいに神経質になる必要もないし」
「じゃぁ、明日の予定って?」
「朝は『マングローブアタック』で、夕方から『コウタイアタック』の予定やね」
「それじゃぁ、今日の結論、なんてのは?」
「うーん・・・、
石垣島は日本最南端のライギョフィールド!
ってことにしておこう」
「じゃぁねっ、明日のタイトル、ってどんな感じでっ?」
「そうやなぁ・・・、『マングローブ&コウタイ最終決戦編』やろか?ちょっと、いい題目が思い浮かばん・・・、いずれにしても『コウタイアタック』は明日で終わり、明後日の最終日は『メッキ殺』やから」
「え〜っと・・・、朝はマングローブでフローター、それからお昼寝して、夕方は『コウタイ』狙い、でいいのかなっ」
「そんな感じや、ほなら、『マングローブ&コウタイ最終決戦編』まで、ご機嫌さん!」
「みんなも、楽しみに待っててねっ♪」
それじゃぁ、次は、9月13日、マングローブ&コウタイ最終決戦編だよっ♪