前回はコンピュータと、クソ高いDTPソフトウェアを駆使?して6001Cシールを作成した。今度はクリッカーの取り付けだが、要はカップに穴をあけて6000Cのクリッカーを取り付けるのだ。めんどくさいから管理人は機械を使うが、なくても出来ると思う。

で、旧ABU6000番のクリッカーは2種類あるようで、「ミリ逆」用に仕入れたジャンク品を比べてみるとこんな感じだ。

クリッカー比較その1
左が6000C・BigAで右が'77・6600Cだ

BigAの時代と後期の旧ABUでは見た目ちょっと違うのだ。スプールキャップの上にピンがあるのが'77・6600Cだね。裏から見るとこんな感じ・・・

比較その2
これも左が6000C・BigAで右が'77・6600Cね

BigAの時代は結構いろんな部品があってややこしそう?これもコストダウンと言えばいいのだろうか・・・。で、今回は6000C・BigAのクリッカーを流用することにした。左ハンドルの5001Cカップに取り付けるので左右を逆にしないと組めないのだが、'77・6600Cのクリッカーは単純な構造だけど、この画像でコグホイール側に組む、と考えてもらえばわかると思うが、非対称形状なので位置関係が上手く行かなさそうなのである。BigAだと左右対称形状なので、マウントプレートの穴加工をどうにかすればいけそうだ。もちろんのこと、ベースの5001CがBigAだからクリッカーもBigAの方がいいに決まっているよね。

というワケで、あとは適当に加工すればいい。実のところ、マジで適当すぎて削りすぎてしまっている・・・

加工その1
フライス盤で加工すればいい
ドリルチャックなのは気にせんといてくれ、コレットチャック高いねん・・・

加工その2
削りすぎ&刃飛び・・・

目盛りがあるのにかかわらず、寸法も測定せずに適当に削ったものだからちょっと削りすぎてしまった。あと、押さえも適当だったのでカップがずれて刃が逃げてしまっている・・・

加工その3
一方こちらは表面
6001Cシールと合わせると、らしく見えないかな?

まぁ、裏面やし気にせんことやね。表はマトモに見えるから・・・、次に行こう

加工その4
ちょっと見にくいね・・・

今度はマウントプレートの加工だ。6000Cの穴位置だと5001Cのカップには合わないので3箇所削ってやる。

加工その5
これは簡単だろう
ヤスリで削っても構わないよね

一番下は穴が開いてるかわからなくなってしまっているが、ちゃんと開けている。これも適当に削っているので1箇所だけ穴が微妙に合わなかったから、ヤスリで修正している。精度が要求されない部分はこんな感じで構わないぞ。ベアリングみたいにミクロンとか騒ぐ必要はない!

あとは切粉をキレイに取っ払ってカップを組めば完成だ

完成品
どんな感じかなぁ?

旧ABUシャフトレス作成当初の段階では、レベルワインドも'87・6001Cをそのまま組んでいたのだが、今回はついでにBigA用の丸いのに組み替えた。なので、ちょっとはそれらしくなったと思う。念のため言っておくが、クリッカーをONにするとちゃんと音がする。見た目だけじゃなくて動作も問題がないのだ。もちろんライギョ釣りでクリッカーを使うことは100%あり得んだろうが・・・

それでは反対側からも見てみよう

反対側
ABUが販売しようとした「6001C・BigAプロトタイプ」とか言ってオークションに出してみる?

なかなかいい感じだとは思うが、やはりフレームがアルミなのが気にくわない。早々にクロムメッキに組み替えちゃいましょう。

ついで
おまけでハンドル側だ

ついでにこの娘も「赤ハイ」シールを貼っておいた。ハネクラのハイギヤキットはちょっと音が気になったが、これはABU純正ハイギヤ加工流用だから全然気にならない。やっぱ「クラウンカットブラスギヤ」の威力なのか?

次はいよいよクロムメッキフレーム化?一応、許可はもらってるから・・・(2007/3/25更新)

残念、その前に内部構造見直しだね(2011/3/22追加)

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