滞在4日目になる9月18日は晴れ。風もなく、ようやくいい天気になってきた。後は水中の状況次第、ってことになるサカナ釣りだけど、果たしてどんな具合かな?
今日も午前中はメッキ殺、潮加減に合わせてマングローブの河口を攻めるから、昨日より30分遅れで動こう。
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現場に到着、満潮からちょっと下げ潮へ、徐々に潮が動いていく状況だ。ちょっと時間的には早いのかもしれない。もうちょっと潮が動いた方が良さそうな気がするが、まぁいい、例の如く高速トゥイッチで遊ぼう。
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うーん、全然反応がない。たまにトゥイッチを掛けているミノーにチェイスしてくるけど手前でUターンしてしまう。今日もあかんのかなぁ・・・
潮が徐々に引いてくる、と同時に上流から葉っぱや枝みたいなゴミが流れてくる。水の色もまだちょっと濁り加減だ。
毎回こんなんやねん
めっちゃ汚い・・・
まぁ、こんな具合だ。やはりこれだとダメなのかな?じゃぁ、明日はどうしよう・・・、なんてちょっと考え込む管理人。いや、その前に今日のことを考えろ!とっとと釣れ!!って指摘が聞こえてくるぞ、あぁ・・・。
じゃぁ、お言葉に甘えて、
これは小さいぞ
これはちょっと大きいんだよ
???
「えっ、これだけなのっ?」なんて声が聞こえてきそうだ。「例の会話形式」だと「うるさい、ほんならおまえがやってみろ!」と言いかねないけど、3時間以上粘ってこの釣果。高速トゥイッチって、なんか、めっちゃ疲れるわ・・・。
まぁ、これだけだと面白くないので・・・
結構重いなぁ
もちろんグリグリとした感触がなく、ただ重いだけ。このせいかどうかはわからないけど実は2コほどミノーをロストしてしまっている。けったくそ悪いから宿舎に帰ってメシ喰って寝る!全然釣れへんし・・・
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ZZZ・・・
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それじゃぁ気を取り直して午後の部、これも昨日と同じで「ライヒーポイント」へ行こう。管理人、3年連続で石垣島に通っているけど結局この2カ所しかアテになる、計算できそうな場所を知らないけど、今年はこの2カ所もなんだかダメみたい。だけど、行ってみないことにはサカナも釣れないからね。
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原チャリでいっぱいまでスピードを出す管理人、だけど4サイクルのトゥデイは遅いから60キロのメーターは振り切れない。その手前で限界に達してしまう。地元の軽トラのオッちゃん連中はトゥデイよりも遅いくらいだからいいけど、やはり「わ」ナンバーのレンタカーが後ろから迫ってくる。だが、下りの高速?旋回が続くとこっちのものだ。流れる様なリーンウィズのフォームで駆け抜ける管理人、「わ」ナンバーなんか目じゃない、遙か彼方まで置き去りにできるのだよ。
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なんやかんやで現場に到着、早速準備をする。今回は最終兵器ではないけど、ちょっと装備を追加している。
対策その1だね
最終兵器じゃない装備、それは見ての通りウェーダー。今まで攻めきれなかったブッシュのエリアをこれで突き進もう。そして着水地点を探す管理人なのだが・・・
あ?先客おるぞ??
いままでこんな場所で釣りをするのは管理人しかいなかった。地元の農家の人も奇異の表情で管理人を眺めてたり、怪訝そうな表情で「何が釣れるの?」と聞いてくるのだけど、実は昨日もそう、先客がルアーで何かを狙っているみたいだ。
うーん、これやとめっちゃ邪魔になるなぁ…
さすがにその近くをウェーディングするのはまずいだろう、なんて思いながらウェーディングせずに済む場所を狙ってみよう。
ちなみにサービスカットだけど、「ライヒーポイント」ってだいたいこんな感じね。
もう、背景ぼかしはやんない
面倒だし
これならいつものライギョ釣り、アシ際&オープンエリア攻略の小型版だと思えばいいだろう。対象魚も小さいし。
そして後はサカナが捕食するのを待てばいい。ではエッジ攻略だ・・・
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やっぱ、釣れへん・・・
ダメだこりゃ・・・
ウェーダーは履いたままだから暑苦しくて気が狂いそうになってくる。水につかればマシかな、と、降りれそうな場所を探して進入しようとしたけど、実はいい着水地点が見あたらなかった。ムダな追加装備だった、ってことだったりする・・・
もうヤメや、アホ臭いからさっさと脱ごう。
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ふーっ、生き返った・・・
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そのうちに先客さんがこっちに向かって歩いてきた。じゃぁ、情報交換だ。
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地元アングラーだったね。2週間くらい前はタイワンドジョウが釣れていたみたいだけど、台風で状況が変わった様だ。
ちなみに例のサカナのことだけど・・・
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上流で工事があってからは見かけなくなった、とのお話しらしい。地元アングラー氏も例のサカナは釣ったことはない、とのことだけど。
じゃぁ、管理人が誇る「野生の勘」は半分外れだけど半分は正解だったとちょっと納得してしまう。
そしたら、その他色々・・・
地元アングラー氏、ポッパーやワームで釣りをしているみたい。管理人は本土のライギョ釣りと同じで中空カエルを使ってるって話しをしたけど、よく考えてみるとここは離島だから本土と違って簡単にカエルのたぐいが入手できないみたいだ。離島のサカナ釣りってソルトがメインだから余計にそうなんだろうね。
そうやねんなぁ・・・
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そしたら、これ、あげよう!
スーパーカーリーを取り出して地元アングラー氏に手渡す管理人。
でも、ちょっと待てよ、渡したスーパーカーリーって無改造品やん。一応、こんな改造してる、ってことでカエルチューンの話しはしたけど、パンドーなんか離島にないもんなぁ・・・
うーん・・・
しばらく考える管理人、そして・・・
ほんなら、これもあげるわ!
おもむろに改造済みのマッジーフロッグを取り出す管理人。それも64チタンアイ&ジギングフック採用の「海部郡カムルチィ用強化バージョン」、世間に出回ることのない超レアアイテムなのだ。これならタイワンドジョウ相手にボディがボロボロになるまで活躍してくれることだろう。
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地元アングラー氏の感謝の言葉と、お互いの釣りの健闘を祈念しあう挨拶で情報交換も終了、もうちょっと、釣り続けよう。がんばらなくっちゃね!
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しばらく水面を眺めていたら足下で見慣れた模様のサカナが管理人の目に映る。これがラストチャンスか?見えているサカナだからいつも通りにアプローチだ。
目の前にスローシンキングのマッジーフロッグを着水させるとサカナの反応があった。完全に沈まない程度、水面下ぎりぎりでカエルを竿で動かす。
おっ、ついてくるやんけ。そしたら・・・
岸までの距離はあまりないからボチボチ沈ませてアンダーで喰わせようか?なんて思っていると捕食してきた。
まずい、横ぐわえしてるわ・・・
完全にくわえ込んでいないのがはっきりと目に映る。だが、ちょっとだけ間をおくとくわえ直している。ほんなら合わせるぞ!
ビシュッ!
スポっ・・・
あー!クラッチ戻すの忘れたー!
何やってんだか・・・。完全に初歩的ミスでラストチャンスをフイにした管理人。その後もサカナの姿を見ることはなく撤収したのであった。
そして帰り道、原チャリを走らす管理人はあることに気がついた。それは、
カエルをカバーに叩き込む場合はPEラインを使った方がいいのを地元アングラー氏に言ってない・・・
この「ライヒーポイント」で「ライギョ釣りイコールPE6号以上」ルールは適用しなくていい、PE3号でもOKだと思うけどフツーのモノフィラは危ないなぁ・・・。地元アングラー氏、これを見て気がついてくれればいいけど・・・
さて、今日も全然釣れなかった管理人、明日はいよいよ最終日、何しようかなぁ、とめっちゃ悩んでしまうのであった。実況中継もネタがないので短くなっちゃってるし・・・(2008/9/18更新)