グリップ編なのだが、申し訳ないことに組み立て途中の画像を撮影し忘れた。組み立て後の画像を元に話を進める。
EVAグリップは適当な長さに切断しなければならない。今回はギンバルキャップ込みの長さで350mmに設定している。旋盤があればつかんで回して切るだけなので問題はない。しかし、今回は何度も言うように旋盤は使わないので、カッターナイフを使っての手作業だ。斜めになったりすることが予想される。今のところはこんな方法が最善かなと思う。
グリップ材の切断箇所にテープを巻く。テープ端面にカッターの刃を合わせてグリップ材をゆっくり回しながら切っていく。もちろんカッターの刃が垂直になるように注意することが肝心だ。こうすればまっすぐ切りやすいのではないかと思う。切断後はサンドペーパーで軽くならしておくと良い。
カッターの刃は出来るだけ新品を使ってね
グリップやリールシートとブランクの接着には2液性のエポキシ系接着剤を使う。硬化時間が長い方が接着強度が高いので90分硬化型を使う。外気温が低いと完全硬化までに2日くらいかかることもあるので焦らずにね。
また、グリップやリールシートとブランクとの間にはスキマがあいている。TCS17リールシートの内径は17mmあるから。ここのかさ上げにはアーバーと呼ばれる専用部材もあるが、今回はそんなものは使わない。マスキングテープでかさ上げだ。
で、接着後はこんな感じ。
仮組状態と比較してもあまり変わらない。リアグリップの長さが短くなったのと、アクセントとして溝加工が追加されたことぐらいかな。溝加工は旋盤を使えば簡単だが、頭を使うとこんなやり方になる。(ソルティガGTロッドのパクリです、あれはメタルパーツを使っていますが)
まず、2mmのマスキングテープを使いグリップ材を輪切りにする
輪の上に500円玉をのせてカッターナイフでくり抜く。あとは重ねて貼り付ける
溝加工部のアップ、多少アクセントになったと思う
溝加工以外の小細工も挙げておく。
リールシートのネジ部が長いと微妙にカッコ悪いので若干削っている
ワインディングチェックはメタルパーツなので使わない
だからブランクとグリップ間に隙間がある
実はというとこれはまだ第1段階で、もちろんこんなもので終わるわけがない。頭を使え!というからにはね。
次はグリップ第2段階だ!
(2006/3/5更新)