前にも述べたが、「今回はできるだけコストを削ってみる」 ことを主眼におく。湯水のごとくお金かけて高級パーツを使いまくった方がビルドする楽しみはあるだろう。チタンフレームゴールドサーメットガイドやら特別塗装リールシート、高級メタルパーツとか。また、竿のコンセプトとしても、他人が使うことを一切無視した、できる限り先鋭化した性格の竿の方が楽しいに決まっている。作っているだけでワクワクさせるからね。だから今回は、そういったビルドの楽しみが全くない竿だと思っている。
ロッドビルドの順番は後ろ側から組んでいくのが基本だ。まずはバットエンド部、バランサー部分の作成。
今回はブランク終端にナットを埋め込み、下からステンのワッシャーをネジで締め付ける方法を採用。カバーとしてギンバルとギンバルキャップを使用した。
ステンレスのM6ロングナット。これはブランク終端部内径に入るサイズだ。これにかさ上げのため、マスキングテープを巻く。
旋盤が使えるのなら、M8のロングナットを採用するだろう。外周を削ってしまうのだ。
ブランク終端部に挿入、エポキシ系接着剤で固定する。
グラファイトギンバルは、中の空洞が必要なので溝の部分は切断する。
ブランク終端部にマスキングテープを巻き、ギンバルを接着する。深さは24mm程度になった。
ワッシャーはM8を15枚、多少突き出ても問題ない。M10だとギンバルの中には大きすぎて入らない。
ワッシャーをバットエンド部に追加してバランサーにしてしまうっていうのは、別に管理人オリジナルではない。すでに、相互リンクさせて頂いている圭一さんの「Run&Gun」で紹介されている。だからといって「パクリ」とは言わないでね。いや、「パクリは最大のリスペクト」なのだから。
次はグリップ編です(2006/3/4更新)