さぁ、竿が組めたので今度はラインシステム編だ。がんばるからね!
カバーブチ抜き用のフライラインもこの世に存在しない。何か代用品を探さなければいけない。何を基準に選べばいいのかな?
手元にあるヘビーソルト用フライライン
左はScientificAnglersのソルトウォーターテーパーWF14F
右がCORTLANDのビルフィッシュテーパーWF15F/I
最優先事項は、もちろん切れないこと!カムルチィのカバー狙いならPE6号以上、これって今の基準だからね。なので、最低でも60ポンドは欲しい。
次に「Falco」で投げれないことにはどうしようもない。ただ、先の試し投げでは弩素人の管理人でも、15番のビルフィッシュテーパーが何とか投げれる事が判明している。逆に10番だと軽すぎて投げにくかったのも確かだ。なので、15番クラスのヘビーソルト用フライラインであればOKなのかなと思う。
最後は沈まないこと。今のところヒシベッドを想定しているのだが、シンキングラインでもヒシで支えられて浮いてくれるだろうから、別にいいっちゃぁいいのもかも知れないね。ただ、素材自体で浮いていた方が取り回ししやすい気がする。あと、完全密集ヒシベッドだけではなく、ヒシの切れ目を狙うことも考えられるだろうから、やはりフローティングラインがいいと思う。
あとは長さか?試し投げでは20mのビルフィッシュテーパーをフルラインで出せたから、まだ余裕がある。30mのフライラインがあるのならそれでもいいし、20mのフライラインにシューティングラインをつないでもいいだろう。
で、今回の選択はこんなのだ。
これもえげつない組み合わせやねぇ
フライラインの方はRIOのヘビーソルト用フローティングライン「Leviathan」(リバイアサン)というヤツ。ただ、15番みたいな番手表示ではなく、550グレインという重さ表示のラインだ。何番相当なのはもちろん管理人は知っているはずもない・・・実のところフライラインって直線強度表示がないのがほとんどで、上のSAやコートランドも強度については不明だ。だが、このリバイアサンは親切にもコア(心線)の強度が判明していて、75ポンドある。75ポンドをキロ換算すれば33.8kgで、PE8号だと棚センサーブライトRが35kgだから、通常のPE8号相当と思っていいだろう。これなら文句はどこからも出てこないはずだ!
で、このリバイアサン、長さが18mほどしかないのでシューティングラインが必要になる。そこで右のスプールがシューティングラインなのだが、これに至っては直線強度88ポンドもある。いい感じでカバーブチ抜きラインシステムが組めると思うぞ。なお、専用シューティングラインじゃなくても、別にナイロン20号でもいいかも知れないね。ナイロンガードウィードレスにも使うから。
あと、番手表示じゃなくてグレイン表示だから、投げれるor投げれないは実際には振ってみないとちょっとわからない。たぶん大丈夫だろうけどね。
フライラインとシューティングラインが決まれば次はリーダーだが、これは簡単だと思う。
ソルトでは既にお馴染みだと思うが・・・
左がザイロンノットの20号、右はケプラートの10号だ。このあたりを適当に組み合わせば別に問題ないだろう。ここでライギャー御用達のPE10号を選択しないのは、PEってハリがなくて柔らかいからリーダーには不向きなのかな?って弩素人は思うのだ。なのでこういった系統の材質を選択している。ただ、ザイロンやケプラートの場合だと、紫外線等による劣化はPEより早いみたいなので、太い目を使おうと思っている。
ちなみに、フライリールのバッキングはPE10号を巻く気でいる。それとも、10番用リールならシューティングラインがあるから必要ないのかな?巨大リールなら必要だろうね。
あとはそれぞれの糸の結束だ。フライって材質の全然違う糸をを結ぶのだが、一応、読書なんかで研究している。
う〜ん、なんだかなぁ
丸橋英三氏の著作「フィッシングノット辞典」っていう本。丸橋氏って「世界のEIZO」と呼ばれているらしい著名アングラーで、それこそフライでマーリンなんかも釣ったりするみたいだから、ソルトに詳しい方ならご存じかも知れない。カバーブチ抜きフライライギャー作戦なんて指さして笑われる?いや、黙殺だろうね。
余談はいい。この本を見ていると、結び方って色々あるみたいだから、ファイナルダムンらしく実験して試そう。12ポンドクラスラインでマーリンを釣るのとは根本的に違うから。
ライン選択が思い通りに決まってご機嫌だ。次回は結束編、世界のEIZO超えたろやん!(2006/11/8更新)