この世界は変わることなく、左ハンドルベイトへの悪意に満ち溢れているのか?
最近のベイトリールはギヤが大きいので撮影するのにリールシートがいる・・・
ベイトキャスティングリールがその基本構成を確立してから今日に至るまで、左ハンドルは常に傍系であり続けている。この2015年の視点だと、小型のベイトリール、要するにバスリールでは左右のラインナップが当たり前になっているが、それを超えるサイズになると選択肢が限られるのは今も昔も変わらない。そして、しばらくの間サカナ釣りの世界から身を引いていた管理人、復帰して手始めに仕入れたのが今回のお題、USダイワの400番左ハンドルベイト、LEXA400HSLだね。
ダイワの左ハンドルベイトでキャスティングを考慮した最大サイズと言えばミリオネアの300番だが、残念なことに国内では正規販売されることはなく海外市場のみの投入だった。物欲全開の在りし日の管理人は得意の海外逆輸入でTD LUNA300Lを仕入れているが、今回はその300番を超える400番の左ハンドルベイト、ということで大いに期待して入手したのだけど・・・
ラインキャパはTD LUNA300Lと変わらんやないか!
ダイワ製ベイトリールの番手の付け方が変わったのか、スペック上はLEXA400HSLとTD LUNA300Lでラインキャパに変化がないのであった。まぁ、いつもの物欲全開モードだと何も見えない、というのも相変わらず、ってことだね。
Gear Ratio |
Line Per Handle Turn |
Wt. (oz.) |
Line Capacity (Lb. Test / Yards) |
Drag Max |
|
LEXA400HSL |
7.1:1 |
37.7" |
15.3 |
MONO: 17/245, 20/190 BRAID: 55/300, 80/200 |
25 |
TD LUNA300L |
5.1:1 |
23.6" |
12.9 |
MONO: 14/320, 17/245, 20/190 | 15.4 |
一応、PE10号を巻いてみて比較したけど、LEXA400の方がラインキャパは若干多く確保できるようだ。
どっちもPE10号を80メートル巻いてみた
でも、ラインキャパはほぼ変わらずで、この重さの違いはいったい何を意味しているのか?と考えることひとしきりなのも確かではある。
LEXA400が461グラム、LUNA300Lは366グラムでおよそ100グラムの差がある
まぁ、TD LUNA300Lに比べて強力なリールなのは間違いないと思うので、超ヘビーカバーではそのポテンシャルを発揮できるだろうし、少なくとも最初からキャスティングを考慮しているから、ベイトのソルティガZを改造してキャスティングする、などといった狂ったことはもう考えなくてもいいのだろうね。LEXA400はダイワのお家芸、マグフォースだから。
スプールはLEXA400が34.5グラムに対してLUNA300Lが33.0グラムでほぼ変わらず
ノンシンクロのLEXAに対してLUNA300Lはシンクロで意見の分かれるところだろう
あと、このリールでコメントしておくことがあって、それは、
実はメイドインコリアだったりするぞ
玄界灘に立つ虹?それとも、労働新聞論評ダイジェスト??
KOREAといってもこれはもちろんサウスコリアであり、間違ってもノースコリアではないだろう。ところで、10年前ならいざ知らず、近年ネットの世界においてはサウスコリアに対する悪意に満ちた論評が多数見受けられるのだが、ここはファイナルダムン、政治的には中立であると以前よりコメントしている。だが、今の時代であれば「LEXA400がメイドインコリアなら買わへんぞ!」などといったコメントがサカナ釣りの世界であっても間違いなく聞こえてきそうだ。でもそれって正解なん?製品のクオリティはダイワの保証するところだと思うのだが、ネトウヨ?とでも言うべき彼らにとってはそういう問題ではないのだろう・・・
そんなに肩肘張らずに「チョンダウンリール!」とか言って笑い飛ばせばいいのにね、睦まじき左ハンドルベイトなんだから。(2015年3月14日更新)