なんやこれ、右ハンドルやんけ!

E-1
E-1

またしても、左ハンドルベイトへの愛と情熱と執念の象徴「Sweet emotion」に右ハンドルが、それも画像付きで登場してしまった。今更右ハンドルなのは何故か?左ハンドルはパワーゲームに向かないことを痛感したのか? その答えを以下に示す。

ハンドルキャップ
今度は何をするのかな〜っ?

ハンドル
どうしたのっ?ハンドル外しちゃうんだっ

左のキャップ
左側のキャップも外すんだねっ

右側キャップ
あれっ?キャップを右につけちゃうんだっ

左ハンドル
これって、もしかして・・・

よっしゃー
あ〜っ、左ハンドルじゃん!

結局、The Oneと同じコトをしているのだが(笑)、今回のリールはT-1じゃなくてE-1、コンピュータ制御のベイトリールなのである。セラテックレグノLR4000の輸出仕様がT-1なら、レグノセンサーの輸出仕様がこのE-1だ。なので、リールそのものの機構についてはT-1と変わらない。違いはもちろんコンピュータ制御だね。

さて、コンピュータリールと言って真っ先に思い浮かぶのは、この2007年だとシマノのデジタルコントロール、DCシリーズだろう。古いリールが好きな人だと、ダイワのPT-10E!なんて言うのかな?ただ、PT-10Eの場合はコンピュータ制御じゃなくて、船釣りのデジタルカウンターがベイトリールに搭載された、と言った方が正しいと思う。でも、発売当時はそのハイテクぶりにガキんちょだった管理人にとって強いインパクトを与えたのも確か。ただ、もちろん左ハンドルじゃないから、どうでもいいっちゃぁいいのだが・・・。

現代のコンピュータ制御リール、シマノDCは持ってないからよく知らない。やはりその値段の高さと、ラインキャパの少なさが要因だね。万が一、ライギャーリールにデジタルコントロールが採用されたのなら、左ハンドルなら120%お買い上げするに決まっているぞ。値段の高さは1ヶ月ほど衝動買いをやめたらいいだけ、管理人はリールなら何個でも持っておきたい人だから。

で、世界初、コンピュータ制御ベイトリールのE-1なのだが、基本的にはマグブレーキを4パターンのプログラムで制御するみたい。スプール回転数を検出して、セットされたプログラムのパターンに従ってマグブレーキの強弱をキャスティング途中にリアルタイムで可変する仕組みだね。「リョービやから・・・」なんて侮ってはいけないのだ。今でこそ、あとかなもなく消え去ろうとしているリョービの釣具だが、世界初のコンピュータ制御ベイトリール、なんてのをこの世に送り出した事実だけでも後世に残しておきたい。シマノDCのはるか前、こんなリールがあったのだと・・・

ところで、コンピュータ制御、というからには電源が必要なのは言うまでもないだろう。シマノDCの場合はスプール回転による誘導起電力を利用した自家発電だったよね?でも、リョービの場合はそんな器用なシステムではないのだ。

充電式電池パックを取り付けて、そこから電源供給してたりする・・・

考え方がどことなくリョービらしい、とも言えるだろう。なぜ?リョービは釣具だけじゃなくて電動工具屋さんでもあるのだ。いや、印刷機屋さんでもいいかも知れないし、本業はダイカスト屋さんだからね。

電池パック
左ハンドルにすると、ハンドルが邪魔して電池パックが外せん・・・
サムレストの4段階切換ダイヤルでプログラム選択だね

それはさておき、電動工具の「充電式ドリル」をリールに応用した、と管理人は思うのだ。シマノDCの場合だと、一発目のキャスティングは電源供給されていない状態じゃなかったっけ?だから「儀式」と称して適当に投げて自家発電させる必要があった様な・・・。でも、E-1なら大丈夫、電池パックから給電するので一投目からコンピュータ制御が可能なのだ。と言うことは、電池が切れたらそれで終わりやん?いや、一応、それは考えてるみたいで、マニュアルモード、とでも言うのだろうか、電池切れの場合でも通常のマグブレーキとして調整できる様にもなっているぞ。まぁ、当たり前っちゃぁその通りなのだが・・・。

マグダイヤル
下のマイナス頭のネジがマグダイヤル
ここも左ハンドルだとめっちゃ使いにくいぞ・・・

あと一つ、電池パック方式を採用したことによる特記事項としては、

電池パックの分だけ、いや、制御系も含めて相当重くなってたりする・・・

精神論はともかくとして、重いより軽い方がいい、これって当たり前の話しだよね。シマノの初代マグナムライトやダイワのPT-10Zみたいな200g未満のリールを考えると、やっぱ不利だと思う。実際の重量は引っ越しで測りがなくなったので不明だが、11.3オンスなんて資料もあった。グラムに換算すると316グラムだから、クソ重い、あの旧ABUに匹敵する重量だよね。それに引き替えT-1は7.9オンスで221グラムだから・・・。ライギャーとしてはそんなのどうでもいい、と思えるのだが、バスリールとして考えると、ちょっとどころかめちゃくちゃ重い、って結論に達するだろう。こりゃダメだわ、って感じだね。

あとは実際のコンピュータ制御を体験してみたいのだが、残念なことに、

管理人が入手した時点では充電器がないので、ただのクソ重いベイトリールです(笑)

でも、色々触っていたら電子音がすることもあったので、制御部は生きている、と期待を込めている。もし、電源供給をどうにかできてコンピュータ制御が可能になったら、「世界初、夢のコンピュータ制御!E-1vsT-1でその真価を問う!」なんて感じで比較してみるのもいいと思う。 ただ、管理人は機械系にはめっぽう強く、オーバーテクノロジー、なんてコメントもちらほら見受けられるのだが、実は電子は大のニガ手なのだったりする。電圧さえ合致すればどうにでもなりそう?うーん、どないしよ・・・

左右両用ベイト勢揃い!
右ハンドルなのはご愛嬌、基本形態はやはり右ハンドル、ってことで
見た目はE-1の方が安っぽくなくていい感じ
でもな、クソ重いねん・・・

シマノDCの方がスマートなのは当たり前、でも、変態っぽいのはもちろんE-1!せやけど、ドラグがへたってるから海部郡のオープン・カムルチィですら使えん・・・(2007/7/11更新)

電池パックの再生にチャレンジ、題して「オペレイション・リブート!」(2015年4月18日追加)

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