「Gamくん、今度のクルマ、ようやく来たんだねっ」
「ああ、結構長かったなぁ・・・」
「いつ、注文したんだっけ?」
「保険がケリ付いてからやから、11月の終わり、せやから納車まで2ヶ月かかったんやな」
「新車って、そんなに時間が掛かっちゃうのっ?」
「いや、フツーはそんなことない、1ヶ月あったら間に合うねんけど、ウチは相変わらず変なクルマ選びしてるからな、受注生産みたいやねん」
「Gamくんって、なんか、すっごく我慢してた、って感じだったもんねっ」
「そんな風に伝わってた?」
「うんっ、会社のクルマってオートマチック車でしょっ、Gamくん、運転してても結構ブツブツ言ってたじゃんっ」
「・・・ごめん」
「ううんっ、別にいいんだけど、ただ、やっぱ、ちょっとかわいそうな気がして・・・、Gamくんって口では『ぎゃははは』って笑ってたけど、なんか、そう言うのって・・・」
「また、気ィ使わせてしもたみたいやなぁ・・・」
「Gamくん、そんなコト気にしなくてもいいのにっ・・・」
「ちゅーか、ごめんって謝るんじゃなくって、おおきに、って言うべきなんやなぁ・・・、そしたら今月号、やろか?」
「うんっ、・・・今月号は『次期輸送機・C-X選定計画!』ってコトだけど、コレもよくわかんないコトバなんだよねっ・・・」
「クルマ好きの場合は『次期戦闘機』って表現するわ、せやけどウチはそこまでじゃないから『輸送機』になる、ウチのメインはあくまでサカナ釣り、ってのもあるんやけど」
「でもねっ、Gamくんって、結構クルマ好きじゃんっ」
「ウチは最近のクルマ事情には全然詳しくないぞ」
「でもねっ、前のクルマってそんなヒトだったら、絶対乗らないよっ」
「それはお試し品、あの手のえげつないクルマがどんなのか試してみたかってん」
「もうっ、全然マトモじゃないもんっ・・・」
「まぁええやんけ、そしたら前の復習から行くわ」
「復習っ?」
「ウチのクルマ遍歴やな、『スポーツカー編』でやったけど、もう一回紹介するわ」
「え〜っとっ、コレだよねっ」
1.三菱・ランサーEX・・・俗に言う「ランタボ」、残念ながらインタークーラーなし、コイツが初めてのクルマだ。
2.日産・マーチR・・・俗に言う「ラリー車」、半年でブッ壊す。遍歴では一番速いクルマだろう。
3.スズキ・カプチーノ・・・俗に言う「軽オープン」、一番面白かったクルマだね。
4.三菱・ミニキャブ・・・俗に言う「軽ハコ」その1、4速マニュアル&550ccで最高速度95km/h・・・
5.スズキ・エブリィ・・・俗に言う「軽ハコ」その2、660ccターボ&リアエンジン・リアドライブで結構曲がってくれたぞ。
6.三菱・リベロ・・・俗に言う「ライトバン」、人はワゴンとも言うが、管理人はライトバン扱い。特記事項なし。
7.ダイハツ・アトレー7・・・これは俗に何も言わない。軽ハコの排気量&車体拡大版。
「そう、コピペやけどこんな具合やな」
「次だけど・・・」
8.日産・スカイライン・・・俗に言う「R34GT-R」、管理人は「日産の赤いRはライギョのR!」と呼んでたぞ(笑)
「繰り返しになるけどウチは本気で「日産の赤いRはライギョのR!」やってたんやで」
「それはいいけど、あんまり釣れなかったんだよね〜っ」
「うっ・・・」
「でねっ、今度のクルマだけどっ」
「そうやな、結局、ウチがどんなクルマにしたか・・・」
「ダイハツの『ブーン』ってクルマだよっ、なんか、Gamくんらしくない、って言うか、結構かわいいクルマなんだよね〜っ♪」
「ちょっと待てー!今、それを言うなー!!」
「えっ・・・」
「ちゅーか、ウチなりに今回の展開を色々考えてたのに・・・」
「・・・」
「まぁいい、過ぎたことをゴチャゴチャ言うてもしゃあないから展開考え直す・・・」
「Gamくん・・・」
「なに?」
「ごめんねっ・・・、怒ったっ?」
「そんなくらいで怒ってどないするねん、・・・まぁ、気にせんことやね」
・・・・・・
・・・・・・
「ちゅーワケで、そしたら、まずは『ブーン』ってクルマがどんなクルマか、ここから行こう、ミキはウチから聞く前まで『ブーン』ってクルマは知らんかったよね?」
「うんっ、そうだねっ」
「トヨタの『パッソ』ならコマーシャルで見たことあると思うけど、あれのダイハツ版が『ブーン』やねんな」
「ミキ、それは知ってるよっ、『パッソ、プチプチ、プチトヨタ〜っ♪』ってCMだよね〜っ」
「そう、コマーシャル見たら雰囲気わかると思うけど、1リッター若しくは1.3リッターのコンパクトクラス、女の子向けのクルマやねんな」
「でもっ、Gamくんの『ブーン』って、確か、マニュアルミッションだったよねっ?今のクルマって、殆どがオートマ、って言ってたと思うんだけど・・・」
「まぁ待てって、さっきみたいに勇み足になるぞ」
「・・・」
「あと、女の子向け以外やと社用車用途ってのもあるわ、これは軽自動車ではちょっと・・・、なんて企業の場合はこのクラスを採用することが往々にしてある、せやから『パッソ』自体は平日にクルマを走らせると相当見かけるねんで」
「じゃぁ、『パッソ』じゃなくって『ブーン』は多いのっ?」
「全然少ないわ、ダイハツ車の名前を言って理解できる人間って少ないと思うねん、それこそ関係者とか、ダイハツファンかな?今のでわかりそうなのは『MOVE』に『ミラ』、あとは『コペン』くらいか・・・」
「でねっ、Gamくんが『パッソ』じゃなくって『ブーン』にしたのって、あんまり乗ってるヒトがいない、みたいなっ?」
「ちょっと外してるなぁ・・・、確かにミキが言うてるのも一理あるねん、『次のクルマ、『ブーン』にしたぞ』って言うても誰も知らんかったから、で、『プチトヨタのダイハツ版』って言うても『なんで『GT-R』の次がそれやねん??』とかがお決まりの回答やわ」
「・・・」
「順番的に言うと『なんで『GT-R』の次がそれやねん??』ってことやけど、周知の事実やと思うけど、『GT-R』は維持費が結構かかるねんな、当時の日産の技術の粋を結集したようなクルマやから乗ってる分にはめっちゃいい、せやからウチ自身は手放す気は全然なかった、維持費がかかる、って言うても現状では遣り繰りできてたから」
「・・・」
「せやけど、なんかのきっかけがあれば、・・・例えば所帯持つとか、ってことになるとリストラ対象の第一候補になるわ、優先順位が変わってくるし、浮いたお金を有効活用できるやん」
「ミキ、Gamくんが乗りたいクルマだったら、乗っててもいいと思う・・・」
「男には責任、ってのがある、今のウチは責任逃れしてるから・・・、それはそうとして、クルマ遍歴見ればわかるけど、元々が小さいクルマ乗り続けてたから次は小さいクルマに戻す気やった、マジで言うけど『GT-R』はお試し品、1回くらいはあの手のクルマに乗ってみたかったんやね、さっきはクルマ好き、って否定したけど、ミキの言うたコトバは正解やと思う」
「そうだよね〜っ、Gamくんってホントはクルマのコトも詳しいんだよね〜っ」
「うーん・・・、これもいつもと同じで、知識、めっちゃ偏ってるぞ」
「それって、どんなのかなっ?」
「そうやなぁ・・・、ウチの知識はどっちか言うと『舗装系』じゃなくって『土系』やわ」
「『つちけい』って?」
「サーキットじゃなくってラリーやな、これもクルマ遍歴見ればわかる、最初の『ランタボ』と『マーチR』はラリー車やもん、せやから『R34GT-R』は完全に『舗装系』やからウチ的にはイレギュラーな選択やねんで」
「最初、って言ってるくらいだから、免許取る前からラリーとか見たりしてたんだっ?」
「ああ、『WRC』、要するに『世界ラリー選手権』に興味持ったのは中学生の頃からやから年期入ってるよ」
「でもっ、その頃って今みたいにネットなんてないじゃんっ、どうやって見てたのっ?」
「あの頃は本を見るしかなかったなぁ・・・、当時は『グループB』ってレギュレーションの時代やったけど、本やから情報遅いねん、今みたいにネットやら衛星放送なんかでリアルタイムじゃないし、新聞やテレビも『WRC』なんかシカトの時代、ラリーって言うたら『パリダカ』、あとはなんとか『サファリラリー』やったから」
「ふ〜んっ・・・」
「ちょっと脱線したけど、そしたら次は『なんで『プチトヨタ』じゃなくって『ブーン』やねん??』ってことやけど、まずはこの手のコンパクトクラスでマニュアルミッション車がどれだけあるか、から行こうか」
「あのねっ、コンパクトクラス、って言ってるけど、実際に区分、みたいなのがあるのっ?」
「うーん、それは時代によって変わってくるなぁ・・・、ウチが免許取り立ての頃って『スターレット』が1300ccやったから普通車でそれ以下のクラス、ってことやねんけど、今は最大1500ccってクラス分けでいいと思うよ」
「じゃぁ、時代とともにクルマもおっきくなってるんだねっ」
「うん、その通りやな、排気量を抜きにして考えるとトヨタや日産みたいなメーカーの場合は普通車で一番下のクラスになるけど、スズキやダイハツみたいな軽メインのメーカーやとちょっとニュアンスが変わってくるよ、そしたら・・・」
排気量 |
駆動形式 |
最大出力&最大トルク |
車両重量 |
パワーウェイトレシオ |
燃料消費率 |
お値段 |
1リッターあたりのお値段 |
|
トヨタ ヴィッツRS |
1496 |
FF |
110/6000&14.4/4400 |
1040 |
9.45 |
17.6 |
1,627,500 |
1,087,901 |
トヨタ ヴィッツTRDターボM |
1496ターボ |
FF |
150/6000&20.0/4800 |
1060 |
7.06 |
- |
2,215,500 (2,565,150) |
1,480,949 (1,714,672) |
トヨタ ヴィッツTRDレーシング |
1496 |
FF |
110/6000&14.4/4400 |
1080 |
9.82 |
- |
2,217,600 |
1,482,353 |
トヨタ ヴィッツTRDスポーツM |
1496 |
FF |
119/6000&15.0/4400-5200 |
1040 |
8.74 |
- |
1,873,200 |
1,252,139 |
トヨタ パッソTRDスポーツM |
1297 |
FF |
98/6000&13.0/4400 |
925 |
9.44 |
- |
1,672,650 |
1,289,629 |
日産 マーチ12S |
1240 |
FF |
90/5600&12.3/4000 |
930 |
10.3 |
21.0 |
1,200,150 |
967,863 |
日産 マーチ12SR |
1240 |
FF |
110/6900&13.7/3200 |
960 |
8.73 |
- |
1,793,400 (1,749,000) |
1,446,290 (1,410483) |
ホンダ フィットRS |
1496 |
FF |
120/6600&14.8/4800 |
1050 |
8.75 |
17.2 |
1,785,000 |
1,193,182 |
三菱 コルトラリーアートVersion-R |
1468ターボ |
FF |
163/6000&21.4/3500 |
1110 |
6.81 |
15.4 |
1,948,500 |
1,327,316 |
マツダ デミオSPORT |
1498 |
FF |
113/6000&14.2/4000 |
1000 |
8.85 |
19.4 |
1,621,750 |
1,082,610 |
スズキ スイフトスポーツ |
1586 |
FF |
125/6800&15.1/4800 |
1060 |
8.48 |
14.6 |
1,627,500 (1,785,000) |
1,026,166 (1,125,472) |
ダイハツ ブーンX4 |
936ターボ |
4WD |
133/7200&13.5/3600 |
980 |
7.37 |
14.6 |
2,047,500 (1,837,500) |
2,187,500 (1,963,141) |
「コレって多いのっ?それとも・・・」
「めっちゃ少ない、でいいのと違うか?各メーカーで1車種くらいやと思う、もちろんウチのことやから記載漏れってあると思うし、もし、該当するクルマに乗ってる人がおったら、『ごめんなさい』って謝っとく」
「・・・なんかっ、トヨタの『ヴィッツ』ってマニュアルミッション車が結構あるんだねっ」
「うーん・・・、実はこれ、トヨタ車の『TRD仕様』は全部持込登録車、『コンプリートカー』って言うてる」
「それって?」
「わかりやすく言うと『ヴィッツRS』の標準車をさらに改造して売ってる、メーカー純正の公認改造車輌でいいのかな?」
「なんか、ちょっとわかんないねっ・・・」
「せやからウチはクルマには詳しくない、って言うてるやん」
「そんなコト言ったって、Gamくんがわかんないんだったらミキはもっとわかんないよっ・・・」
「深く考えるな、登録の問題だけで、ウチらが買う分にはフツーのクルマと変わらんから」
「ふ〜んっ・・・、じゃぁ、Gmくんの『ブーン』って一番下の・・・、コレって『えっくすふぉ〜』でいいのかなっ?」
「『ぺけよん』が正解やな」
「え〜っ、なんか変だよ〜っ」
「ははは、正解は『クロスフォー』って言うみたいやな、せやけど『ぺけよん』の方が言いやすいやろ?」
「あ〜っ、また、ウソついてるんだから〜っ」
「バレバレやな・・・、そしたら本題、『なんで『プチトヨタ』じゃなくって『ブーン』やねん??』についてやけど、要目表でもわかると思うけど、『パッソTRD』と『ブーンX4』って全然違うクルマやねんな、カタログやけど・・・」
コレはデジカメで撮ったんじゃないよねっ
ああ、たまにはエプソンスキャナも使ってあげんと・・・
「え〜っと、排気量がまず違う・・・」
「『パッソTRD』はFFのノンターボで1300ccやけど、『ブーンX4』はカタログの左下にも書いてるけど936ccって中途半端な排気量の4WDターボやんね」
「エンジンが全然違う、ってコトでいいのかなっ?」
「うん、ベースエンジンは一緒の系列やけど『ブーンX4』はわざと排気量を小さくしてるわ」
「なんか意味がある、みたいなっ?」
「『ブーンX4』は元々競技車として開発されてる、で、過給器付きの競技車って実際の排気量に『ターボ係数』って係数を掛けた数字が排気量として換算されるねん」
「それってどれくらいの数字なのっ?」
「時代と競技によって違うけど、この場合は1.7倍してくれる?」
「936掛ける1.7っ・・・」
「電卓、貸そうか?」
「Gamくんの電卓って、ボタンがいっぱいあって、なんか、使いにくいんだよねっ・・・」
「関数電卓やからな」
・・・・・・
「え〜っと、1591.2ccになるんだからっ、1600ccクラスってコトでいいんだねっ」
「そう、排気量区分が1600cc未満ってことになるねんな、だから要目表の中では一番小さい排気量やけど、競技の中ではそうでもないんやね、この、競技用に『ターボ係数』を考慮して開発されたエンジン、ってのが一つ目やな」
「じゃぁ、ほかにもあるんだっ?」
「次はミッションが全然違うわ」
「でもっ、どっちもマニュアルミッションなんでしょっ?」
「ギヤ比が違うよ、フツーのクルマは街中の低速走行から高速巡航までをこなす必要があってそれぞれのギヤでカバーできる速度域が広い、それを『ワイドレシオ』って表現するねんけど競技車はそれやと都合が悪いねん」
「・・・」
「『ワイドレシオ』のミッションってギヤを変えるとエンジン回転数の変動が大きいぞ、せやから高回転域、エンジンの美味しい回転数を使って走らせようとしてもそれがキープできへんのやね、で、競技車によくあるのが『クロスレシオ』ってヤツで、それぞれのギヤの速度範囲は狭いねんけど、そのおかげで変速時の回転数変動が少ない、美味しい回転数をキープできるわ」
「ふ〜んっ・・・」
「その代償としてシフトチェンジが忙しくなるとか、高速巡航で回転数が高くなってうるさいとか燃費が悪い、せやからフツーに乗るクルマの場合はそんなにクロスさせてないし『クロスレシオ』って言うてもたかが知れてる、でも『ブーンX4』は高速巡航を無視した徹底した『クロスレシオ』、いや、『クロスレシオ』でさらにギヤ比が低い、って言った方が正解のような気がする・・・」
「・・・」
「5速ギヤで80キロで巡航するやんか、最近はフツーのミッション車って乗ってないから忘れたけど、『ブーンX4』は3500rpmまで回転数が上がるぞ、これって軽自動車よりも回転数高いのと違うかなぁ?」
「そうなのかなっ?ミキ、あんまりわかんなかったんだけどっ・・・」
「ははは、それは高速巡航してないし、『R34GT-R』と比較するからやわ、『GT-R』はマフラー変わってたし、5速じゃなくって6速ミッションやもん」
「『ブーン』は5速ミッションなんだっ?」
「うん、1600ccクラスになると6速の『クロスミッション』もあるけど、コンパクトクラスは小さいから6速にするスペースが確保できへんし、できたとしても強度的にも成立せーへんと思う」
「すっごく難しい、みたいなっ?」
「ちょっと専門的な話しになるけど、設計で歯車の強度を確保するのは厚みを増やすか、歯の大きさそのものを大きくするかになるから、どっちにしても大きくなる方向やん、そうなるとスペースと強度を両立させるのはこのクラスやと厳しいと思う、それでなくても競技車ってミッションにめっちゃ負担かかるもん、・・・まぁ、『ブーン』でも6速にできたら高速巡航も楽になるけどなぁ」
「ふ〜んっ・・・、でねっ、さっき言ってた燃費、ってコトだけど、やっぱ良くないのっ?」
「うん、『R34GT-R』よりも遙かにいいぞ!」
「ぷぷぷっ、それは当たり前だってば〜っ、って言うか、さっき『GT-R』と比べるな、ってGamくんが言ったんだよっ」
「そうやね、まぁ、さっきの要目表見たらわかるけど、排気量一番小さいのに最低レベルやぞ、いくら4WDターボやからって言うてもこれは酷いと思う」
「う〜んっ・・・、そんな感じだよねっ」
「この辺に『ブーンX4』が滅多に見かけん、ってのがあると思う、フツーの感覚やとあのミッションで躊躇する、高速巡航する気にならんと思うねん」
「そんなに少ないんだっ?」
「2006年の3月から発売されてるけど、ウチのクルマで車台番号が700番の中頃やからな」
「じゃぁ、3年で800台も売れてない・・・」
「まぁ、そんな感じや、あとは値段かな?」
「そうだねっ、意外とこのクルマって高いんだねっ」
「リッターカーの分際で200万円超えてるやんね」
「このカッコの中の数字があるクルマとないクルマがあるんだけど・・・」
「それは安い方と高い方、って意味で、『ブーンX4』は安い方が純粋の競技ベース車で、エアコンとかの街乗り装備がないわ、さすがのウチもこの期に及んでその選択肢はなかった、20年前なら絶対に安い方を買ってる」
「Gamくんのクルマと競技ベースのクルマって、結構違うんだっ?」
「ウチのは『ハイグレードパック』って言うけど、さっき言うたエンジンやらミッションみたいな走行性能に関わる部分は競技ベース車と全く同じで、ちょっといい街乗り装備がついてるだけやけど、これが中途半端やねんな・・・」
「・・・」
「中途半端なサイズのアルミホイールやら、どうでもいいような革巻きステアリング、俗に言う『MOMOステ』とか、この手のクルマ買う層からすると速攻で交換するようなんとか、あとはどうでもいいのんが多い、せやから『そんなんいらんからもっと安くしろ!』ってコメントになってしまうなぁ・・・」
「やっぱ、Gamくんも色々と交換しちゃうんだねっ、ハンドルは変えてたし、カーナビ、つけてたじゃんっ」
「今のところはステアリングとナビだけやな、そのうち気が向いたらマフラーとか・・・、って、これって前にもこんなこと言うたような気がする・・・」
「それっ、確か、バイクのお話しだよっ、って言うか、バイク、乗ってるのっ?あんまり乗ってないような気がするんだけど・・・」
「そんなん、寒いやんけ・・・」
「あ〜っ、いつものコトじゃんっ」
「暖かくならんと単車は厳しいわ、ムリすると腰悪くするぞ、ウチ、そんなに若くないねんから・・・」
「ぷぷぷっ」
「そしたら値段の続きやけど、要目表の最後に『1リッターあたりのお値段』って項目あるやんね」
「うんっ、コレ見ると、ホントに高い、って感じだよねっ」
「リッター200万円を超える国産車って、ガソリンエンジンの普通車やとカタログモデルでは滅多にないわ」
「じゃぁ、他にはどんなクルマがあるのっ?」
「そうやなぁ、思い当たるのは『R35GT-R』に『レクサスLS460』とか聞いただけでめっちゃ高いクルマとか、その下になると『ランエボX』かな」
「なんか、どれもすっごいクルマばっかりじゃんっ」
「そうやろ、あとは軽自動車になるけど」
「軽自動車って、そんなに高いんだっ・・・」
「ホンマに安いのはともかくとして、排気量制限があるから意外と割高になるよ、極端な例やけど『コペン』の特別仕様車って196万やぞ、ちょっと計算してくれる?」
「Gamくん、軽自動車の排気量ってどれくらいだっけ?」
「660cc、正確には659ccの196万5千円やわ」
・・・・・・
「え〜っ!298万円もするよっ・・・」
「リッターあたり約300万やぞ、恐ろしいくらい高いやろ」
「うんっ、なんか・・・」
「まぁ、ウチ的には軽はバカに出来ん、ってことが言いたいねんけど、なかにはそうじゃなくって軽をゴミ扱いする連中もおるからな」
「・・・」
「『クルマでかけりゃ態度もでかい』みたいな感じやわ、それ、アタマ悪いと思う、・・・いや、これ以上は触れんことにする、話し長くなるから」
「・・・」
「そしたら値段の件、さっき参考として触れたクルマ、『R35GT-R』とか『レクサスLS460』、『ランエボX』なんかやとそれだけの価値がある、って言うてもたいていは納得すると思う、でも、『ブーンX4』は微妙やねんな」
「そうなのっ?」
「価値観ってヒトそれぞれやもん、この値段になると中古の外車が買えるからそっちの方がいい、ってヒトが多いような気がするよ」
「Gamくんは、外車って考えはなかったのっ?」
「そうやなぁ・・・、ルノーの『5ターボ』やったら買えるわ」
「『さんくた〜ぼ』・・・」
「『グループB』、いや、正確には『グループ4』の古いラリー車ならなんとかなる、さすがに『ストラトス』とか『ラリー037』は不可能やけど・・・」
「じゃぁ、今の外車って?」
「どんなクルマがあるのか全然知らんし興味ない、・・・そしたらこれで値段の話しは終わりにする、今まで色々コメントつけたけど、『なんで『プチトヨタ』じゃなくって『ブーン』やねん??』ってこと、わかってくれた?」
「要するに『パッソ』にはない特別なクルマが『ブーン』にはある、ってコトなんだねっ」
「そう、短く言えば『4WDターボのラリー車はブーンだけ!』ってことやね」
「それじゃぁGamくんに質問だけど、Gamくんの『ブーン』って速いのっ?もちろん前のクルマ、・・・『GT-R』に比べちゃうとダメなんだけど、さっきの表に挙げてるコンパクトクラスの中だと速い、みたいなっ・・・」
「うーん、わからんなぁ・・・、『直線アクセルベタ踏み』やと『ヴィッツターボ』と『コルトラリーアート』の方が速いのと違う?1500のターボ車とリッターターボやと・・・、いや、クルマの性格がそもそも違うから比較にならんわ」
「別にそんなに速くなくてもいい、みたいな感じだねっ」
「結局そうなるのかな?、今回の選択基準は『絶対的速さ』じゃなくって『手軽に運転して面白い』みたいなとこがある、そう考えた場合にあのラインナップの中では一番笑えるクルマやと思う、あとはやっぱり『滅多に見かけん』ってのもウチ的にはかなりポイントが高いよ」
「その、一番笑える、ってのがちょっとわかんないねっ・・・」
「一言で言えば『やっぱり変態!』になるわ、変態度はラインナップ中でダントツ、比べれるのは『ヴィッツTRDレーシング』くらいやと思う」
「じゃぁ、その、『ヴィッツTRDレーシング』ってどんなクルマなのっ?」
「これは『ヴィッツ』のワンメイクレース用に売ってるクルマやねんけど、一応、ナンバー付きやから街乗りもできるわ、ただ、『ブーンX4』みたいにエンジンとかミッションが標準車とは全然違う、ってのんじゃなくって『ヴィッツRS』の標準車と同じやねんけど、レース用に『ロールケージ』とかボディ系のパーツが追加されてる」
「『ろ〜るけ〜じ』っ?」
「室内に鳥カゴみたいなのんを張り巡らせてるわ」
「う〜んっ・・・、ちょっと聞いただけじゃぁ、わかんないよっ」
「そしたらカタログ・・・」
おまえ、この鳥カゴみたいなん、乗ってみたい?ウチは結構趣味やけど
ちょっと・・・
「なんか、コレ、すごいねっ・・・」
「街乗りでこれは変態やんね?」
「うんっ・・・、じゃぁ、こっちじゃなくって、『ブーン』にしたのって?」
「いや、ウチは『舗装系』じゃなくって免許取る前から『土系』のヒトやもん、そうなると『ブーンX4』って選択肢しかないと思う」
「やっぱ、ラリーのクルマになるんだねっ」
「うん、なんやかんや言うても走行性能もちょっとは気になる、・・・高速巡航を切り捨てた徹底した『クロスミッション』と『ターボ係数』を考慮した排気量、これに尽きるわ、逆に言うと現行車種でここまで徹底したクルマってないと思うねん、『ヴィッツTRDレーシング』って動力性能は素の『ヴィッツRS』、ただ、『強化クラッチ』やら『機械式LSD』とか美味しい武装もあるし、さっきの鳥カゴも含めてこれはこれでいいけど・・・」
「でねっ、そんなクルマに乗っちゃっても大丈夫なのっ?」
「なにが?」
「だからっ・・・、なんか運転しにくそうな気がする・・・」
「心配するな、ウチ、『マーチR』乗ってたやんけ、せやからこの手のクルマに乗るのは初めてじゃないし『マーチR』と『ブーンX4』ってめっちゃ似てる、ちゅーか同じコンセプトやと思う」
「それって?」
「どっちのクルマもラリーに特化した『クロスミッション』と、936ccって『ターボ係数』を乗じて1600ccクラスのラリーに参加できるようにわざと排気量を小さくしてるからな」
「じゃぁ、排気量も同じなんだっ?」
「うん、せやからウチ的には現代版『マーチR』が『ブーンX4』って感じやと思ってるよ」
「あとは・・・、そうそう、竿って積めるのかなっ?今度はちっちゃいクルマだから・・・」
「竿の件は『R34GT-R』でどうにかなったから考えたことがない、ちゅーか、おまえ、わかってて聞いてるのと違うか?」
「どうしてなのっ?ミキ、そこまでわかんないじゃんっ」
「単車の時もそんなこと言うてなかったか?あの時は『無敵の2ピースカムルチィ!』ってコメントしたはずやぞ」
「・・・じゃぁ、『4ピースカムルチィ』って?」
「うっ・・・」
「あ〜っ、やっぱ全然進んでないんだ〜っ」
「・・・いや、男は気合いで『振り出しテレスコカムルチィ(笑)』とか」
「なんか、また、変なコト考えてるんだねっ」
「フリッピングロッドみたいなグリップだけテレスコじゃなくって完全テレスコやな、これは現状やと3ピースの予定になる」
「でもっ、それもGamくんのアタマの中だけなんだよね〜っ」
「なに言うてんねん、テレスコやからガイドのスレッド巻きがいらんねんぞ、ウチみたいなめんどくさがりでも1週間でビルドできるっちゅーねん」
「じゃぁ、早く作んないとねっ」
「まずは『海部郡必殺(笑)テレスコカムルチィ?』からやな、そのうちアップするわ、で、もちろんスピニングな」
「それじゃぁ、クルマのお話し、こんな感じでいいかなっ?」
「うーん、あとはやなぁ・・・、そうそう、『ブーン』って今年か来年にモデルチェンジするみたいやけど、『ぺけよん』って次はなくなると思う」
「それはどうしてっ?」
「今ってめっちゃ景気悪いやんか、それでダイハツがモータースポーツ、『全日本ラリー選手権』と『全日本ダートトライアル選手権』から撤退するねんな、せやからラリー車を開発する必要性がなくなるねん」
「・・・そう言えばっ、他のメーカーもそんなコト、言ってなかったっけ?」
「あっ、知ってるんや?」
「うんっ、ニュースとかでやってたよっ」
「去年の暮れやけど、ホンダの『F1』撤退に、スバルとスズキは『WRC』やし、三菱は『パリダカ』撤退ってのもあるなぁ・・・、モータースポーツだけじゃなくって野球とかラグビーみたいな実業団競技、って言えばいいのかな?そんなんも辞める企業が増えてるわ」
「なんか、今ってすっごく大変だよねっ・・・」
「そう、せやからこのご時世、ってコトバ通りで『そんな銭にもならんことやってる場合ちゃうぞ!』って感じなんやろなぁ・・・」
「でもっ、そういう競技用じゃなくっても『くろすふぉ〜』って名前が残ったり、とかってあるかも知れないねっ」
「ラリー車じゃなくって別のスポーツグレードにその名を残すって感じか?」
「そうそう、そんな感じかなっ」
「それは今の『GT-R』みたいやなぁ・・・」
「う〜んっ・・・」
「ミキには難しいと思うけど、ウチが『日産の赤いR』って言い方するのはワケがあって、元々は『スカイラインGT』の『R』であって『スカイライン』の『GT-R』じゃないと思う、『日産の赤いR』も本来は競技車ってのがウチの認識やもん」
「・・・」
「ウチは『日産の赤いR』って短い間やったけど2台乗った、でも、『R34GT-R』よりも『マーチR』の方が本来の『R』により近いのと違うかなぁ」
「ふ〜んっ・・・」
「ただ、時代とともに価値観って変わるからそれについてとやかく言う気はない、・・・まぁ、ダイハツのスポーツグレードには期待しなくてもいい、それはどっちかと言えばスバルの仕事やわ、ダイハツはクソまじめなクルマを作ることになると思う、残念やけどな」
「Gamくん、どうしてそこでスバルになるのっ?」
「あっ、知らんねや?、ダイハツもスバルもトヨタ傘下やねんで、今はスポーツイメージってスバルやからな」
「今はっ、ってコトは、じゃぁ、昔はそんなのじゃなかったんだっ?」
「ダイハツって意外と『やんちゃ』なクルマを作るぞ、これにはもちろんクルマが小さい、って意味もあるけど・・・、そうやなぁ、20年以上前の話しになるけど、当時、『グルーブB』時代の『サファリラリー』にスバルもダイハツもエントリーしてた、スバルは『グループA』の『レオーネRX』やったけど、ダイハツは『グループB』の『シャレード』で走ってたわ」
「そのっ、AとBとでどう違うのっ?・・・」
「『グループA』は1年間で5000台製造されたクルマがベースで『グループB』は200台作ったらいい、この『シャレード』も『ターボ係数』を考慮して標準車に対してわざわざ排気量を小さくして200台限定で販売したんやね、『グループB』が偉い、ってワケじゃないけど豪華内装仕様で200台限定で売るのとは意味が違う、エンジンが変わってるからその手間は比べものにならんと思う」
「・・・」
「あとは『ブーンX4』の先代、『ストーリアX4』にも触れる必要があるのかな?、これは『ブーンX4』より更にとんでもないクルマで、排気量はたった713ccしかないのに最大出力は120馬力も出してる、これに乗ると『ブーンX4』がフツーのクルマに思えるらしいわ」
「それも変な排気量だけど、・・・やっぱ『ターボ係数』ってコトっ?」
「うん、この当時の国内ラリーの『ターボ係数』は1.4倍でちょうど1リッタークラスになるわ、だから軽のターボ車と同じクラスやけど、軽は64馬力って自主規制があるから、それを思うと圧倒的出力やんね?」
「そうだねっ、・・・倍近いもんねっ」
「ただ、軽も額面以上に馬力は出てるような気がする・・・、まぁ、こんな具合でダイハツってたまにめちゃくちゃなクルマを市販するワケやけど、これはすべてがラリーのためやからラリーから撤退すればこんなん必要性がなくなるよね、『スポーツカー編』では絶滅寸前、ってコメントつけたけど、それどころかダイハツのラリー車は絶滅確定、それを思うと『ブーンX4』って選択肢は正解やと思う、マジで今を逃すと乗られへんようになる、たとえ中古車を買おうとしても台数がめっちゃ少ないし、競技車って性格上めちゃくちゃしてるクルマつかまされるのがオチやもん」
「なんか、わかるようなわかんないようなっ・・・、それでっ、Gamくんが実際に『ブーン』を運転してみて、どんな感じかなっ?」
「いや、実はまだ慣らし運転中やから動力性能についてのコメントはないねんけど、そうやなぁ・・・、足回りはめっちゃ柔らかいぞ、これは『マーチR』とか『R34GT-R』よりも遙かに乗り心地はいいはず、ミキは助手席に乗ってその辺って?」
「うんっ、前のクルマよりは乗りやすい感じだねっ、ほらっ、結構ゴツゴツしてたじゃんっ、シートも座りやすいし、・・・コレっ、言っちゃダメなのかも知れないけど、ミキ、『GT-R』よりも結構いいな〜っ、って思うよっ」
「ははは、喜んでくれたらそれでいいよ、・・・あとはやなぁ、内装がチャチぃわ、200万するクルマとは思えんぞ」
「そうなのっ?」
「うん、基本的には『トヨタ最小プチトヨタ』と一緒やもん、でもな、『R34GT-R』も新車価格500万を超えるクルマとはとても思えん内装やから、基本的にこの手の走行性能を過剰に重要視したクルマ、動力系に過剰なリソースをつぎ込んだクルマについては内装やら快適装備をとやかく言うのは違うと思う、それを言うならフツーのクルマに乗った方が幸せになれる」
「その辺って、あんまりわかんないねっ・・・」
「もしかして、おまえもウチと同じでそーゆーのが気にならんタイプやったりする?」
「はははっ、そうかもねっ、・・・確かに汚いのはヤダけど、なんかっ、そう言うのって・・・、結局、よくわかんないからかなっ」
「でもな、人間って快適装備の味をしめるとこの手のクルマってめっちゃ文句言いまくると思うぞ、『なにこのクルマ〜っ、うるさいし、狭いし、全然くつろげないよ〜っ』とか」
「ミキ、そんなコト、言わないよっ!」
「ははは、そしたらあとは・・・、そうそう、ウチは『ブーン』の外見ってあんまり好きちゃうねんで」
「へ〜っ、そうなんだっ、・・・でもっ、Gamくんのコトだからっ、外観なんてどうでもいい、みたいなっ?」
「最初にミキが言うたけど、『プチトヨタ』の外見って基本的にはかわいいクルマやと思う、これのエアロパーツバージョンも存在するけど『プチトヨタ』の面影って残ってるからやっぱりかわいいクルマやねんな、こんな感じで・・・」
左が街でよく見かける標準車で、右が「カスタム」ってエアロバージョンやけど・・・
Gamくん、大きさが違うよ〜っ
「うんっ、やっぱそうだよね〜っ」
「でも、これが『ぺけよん』になると凶暴な面構えになるぞ・・・」
これ、「カスタム」とバンパーは同じやけど、雰囲気が全然違うやろ
って言うか、なんか、網々だねっ・・・
「う〜んっ・・・」
「なにが変わったかと言うと、このボンネットのごっついエアスクープ、要するに空気取り入れ口、これがすべてやな」
「確かに、なんか違うっ・・・」
「そう、『プチトヨタ』のデザインって、この丸みを帯びた短いボンネットにかわいげがあると思うねんけど、空気取り入れ口が追加されることによってデザインに破綻をきたしてる、すべてが台無しになってると思う」
「コレって何か役目がある、とかっ?」
「これは冷却用、高出力のターボエンジンに必要な冷却能力を確保したらこうなった、ってことやわ、競技車やから見た目よりも性能重視やねんけど、ウチは『見た目は標準車でめっちゃ遅そうやけど、実は速いから煽ったら痛い目あうぞ!』みたいなのが趣味なヒトやから、ちょっとだけ気にしてるねん」
「でもっ、コレは仕方がない、みたいな感じかなっ」
「『ブーン』じゃなくって『ストーリアX4』は見た目ノーマル、標準車とパッと見では区別付かんねんな、だから、やってやれんことはないから、インタークーラーを移動するか水冷式に交換してボンネットを標準車にして見た目を『プチトヨタ』にしてしまおう、って考えたこともあるけど・・・」
「手間が掛かっちゃうよねっ」
「ああ、それよりも資金を投資する場所は他にあるもん、とりあえずはこれで乗ると思うよ」
「やっぱ、サカナ釣りの方が大事だもんねっ」
「うん、どうしてもそうなるわ、・・・まぁ、今はこんなくらいかな?」
「そうだねっ、じゃぁ、今度はどこか遠いトコに行こうよねっ♪、会社のクルマじゃぁ、ちょっと気が引けたもんっ」
「そうやな・・・、そしたら今月号は終わりにしよか、最後に恒例のコメントつけるけど・・・、うーん、コメントが浮かばん・・・」
「あっ、今度は『R』って付かないから『ライギョのR』じゃないんだよねっ」
「そうやねん・・・、でも、・・・『ダイハツのDはダムンのD?』でいいか?」
「なんか、ちょっと違うよ〜っ」
「ははは、それもそうやな、そしたら『次期輸送機・C-X選定計画!』も終わりやわ」
「うんっ、それにしても、やっぱ、Gamくんって、クルマもすっごく詳しいねっ、今月号って古いお話しはほとんど何も見ないでコメントしてるんだもんっ」
「まだ『グループB』時代の、中坊の頃の記憶って残ってるみたいやわ、でもな、やっぱりアホになってる、・・・いや、それよりもウチの脳って『ミキちゃん専用記憶領域』がかなり多くなってるよ」
「うんっ、そう言ってくれると、すっごく嬉しいねっ♪」
(2009/2/23更新)