「ミキ、危なかったなぁ・・・」
「そうだよね〜っ、でも、Gamくんってホントに何するかわかんないよっ、何作戦だっけ?、そんなことまでしなくてもっ・・・」
「幻の『ワイルドウィーゼル作戦』か、あれはえげつないからなー!」
「もう・・・、でもねっ、ホントにしなくてよかったと思うんだっ」
「いや、試しにやってみてもよかったかなぁ、って思った、でもな、コトの発端は、ミキ、おまえやぞ」
「ごめんなさい・・・」
「せやけど最終的には管理人、ウチに責任がある、ごめんな、嫌な思いさせたと思う、終わったコトやから気にせんといてほしいし、管理者権限で強制削除した、ウチには守秘義務ってのもあるからなぁ・・・」
「守秘義務なんだっ・・・」
「いや、細かくツッ込まんでいい・・・」
「・・・うんっ、それでねっ、その『ワイルドウィーゼル作戦』だっけ、『ウチは地下に潜伏するんじゃー!』って言ってたじゃん、その『地下』ってどういう意味なのっ?」
「そうやなぁ、ファイナルダムンは『地上』での出来事やねん、ウチって『一般常識』ってのがないやん」
「考え方が人と違う、ってコトだよねっ?」
「うーん、やってるコトはめちゃくちゃやけど、それでもまだ『良識』ってのがあって、個人攻撃とかそういうのはしてないつもりやねん」
「・・・」
「こういう見えるカタチでの出来事やし、ウチも社会人やから、それなりに他人に対する配慮はしてるつもり」
「うんっ、そうだねっ」
「で、『地下ブログ』ってのを考えてたんやけど、ファイナルダムンはウチが影響を受けた色々なスタイルをミックスしてるやん、『大日本帝国』とか『パンクロック』やら『お笑い』やったり色々あるけど、その中から『パンク』な部分だけを抽出して『良識』をすっ飛ばした『暗黒地下活動ブログ』って感じやってん」
「ちょっとわかんない・・・」
「そうやなぁ、インターネットの世界って基本的には何でもアリやけど、ウチも含めて『個人の良識』の範囲で色々やってると思うねん、で、たまにそういうのが一切感じられへん輩っておるやん、ウチもそれと同じコト、思いっきり暴走するねん(笑)」
「えっ・・・」
「いや、気にせんでいいわ、未遂で済んだから、ほんなら『月刊ダムン!』の6月号行こう」
「今月は何するんだっけ?」
「今月のお題は『理想と現実?カバーとオープン』やな」
「それじゃぁ、ライギョ釣りのお話しなんだねっ」
「そうやね、ウチが海部郡でライギョ釣りを開始したのが5月やから1ヶ月になるねんけど、いつものコトやけど、全然サカナ釣ってないねん」
「・・・」
「その辺の溝狙いでやってるけど、これも結構難しい、繊細な釣り、って感じやねん、これはロケーションにもよると思うけど、で、オープンの溝狙いだけでやってたら『いーっ!!』って感じでちょっと頭がおかしくなってきたんかなぁ、海部郡から逃げ出してクルマ飛ばして『ヒシ池』を見に行った、新規開拓ってヤツ」
「ふ〜んっ」
「今のウチには『ヒシ池』とか『ハス池』って精神安定剤みたいな雰囲気やわ・・・」
「じゃぁ、かなりブルーだったんだねっ・・・」
「うーん、こっちの人は『オープンエリアでのクリーク打ち』って当たり前やと思うねんけど、ウチはヨソ者やからなぁ、で、今まで『カバーに対するコダワリはない』なんてコメント残してきたけど、いざ、自分がオープン主体の釣りばっかりになると、今度はカバーが恋しくなってる、それっておかしいやろ?」
「ミキ、わかんないんだけどっ・・・」
「結局、ウチがカバーばっかりで釣りしてきたから『別にオープンでもいいのと違うか?ロケーションで優劣なんかない!』なんて思ってたけど、立場が変わったら考え方も変わる、っていう人間らしさの現れ?『理想と現実』ってヤツなんかなぁ・・・、まぁ、一番の問題はウチがサカナをよう釣らん、ヘタレってコトやと思う、ライギョ系サイトでも最低レベル、『今のライギョシーン』を牽引するんじゃなくて『毒素を垂れ流して、足を思いっきり引っ張ってる』だけのコトはあるぞ(笑)」
「やっぱ、ライギョ釣りって難しいのかなっ?」
「ああ、ウチにしてみたら『永遠の謎?』って感じ、ヨソからきた人間が何の考えもなしでいっぱいサカナ釣るってのも地元の人らに失礼やんか(笑)、それを思えば、適当な理屈をコネて技術論を展開したり、リールで遊んでみたりする方がよっぽど簡単、やっぱ、自然相手って人智の及ばん行為やわ」
「それじゃぁねっ、今って、どんな釣りがしたいのっ?」
「釣果なんかどうでもいい、『ヒシ池』で60m以上思いっきりブン投げてみたいぞー!」
「あれっ、でも、その新規開拓で見つけたんじゃないのっ?」
「だだっ広い『全面ヒシ池』になりそうな場所は何箇所か見つけた、でも竿は振ってないねん」
「どうしてなのっ?」
「釣るのが目的じゃなくって、『ヒシ池』を見るのが目的やったから、いろんな池に回りたかった、この1年を丸々場所探しに当てるつもりやから焦る必要もないし、野池は水抜きの可能性もあるから、冬場もチェックが必要やし」
「でねっ、場所探しって結構難しそうだけど・・・」
「ああ、地図には『ここはヒシ池です!』とか『アシ・ガマジャングル!』とか書いてないからなぁ、だからフツーは行き当たりばったり、補助でカーナビ使う程度やねんけど、ウチは特殊能力があるねん」
「また、『野性の勘』なんだっ?」
「そう、『ヒシがウチを呼んでるー!』とかな(笑)、それは冗談やけど、『GoogleEarth作戦』やねん」
「『ぐーぐるあーす』・・・?」
「サーチエンジンの『Google』に衛星写真画像を見るソフトがあるねんけど、それでチェックしてるねん、もちろんヒシの葉っぱが直接見えるワケがないから、『うーん、ここは怪しそう?』レベルの判断やし、地方によっては高解像度の画像にならんから判別不可能な場合もある」
「そうなんだ〜っ」
「あと、リアルタイムの画像じゃないから、冬場の画像やったらどうしようもないし、その池に実際にアクセスできるとか、サカナが存在するかまではわからんとか色々な問題はあるけど、地図だけを頼りに行き当たりばったりでアタックするのに比べると多少はマシやと思う」
「じゃぁ、しばらくは遠出が続くのっ?」
「いや、この辺の溝探しも継続するよ、あと、ウチの住んでる部屋のすぐ横の溝もカムルチィが浮いてたから『歩いて1分、出勤前にカムルチィ!』ってのもOKやね(笑)」
「ぷぷっ、それじゃぁ、話し変わるけど、『今後の展望』なんてのはどうなのっ?」
「うーん、ちょっと考えたんやけど、予定に挙げた企画ってほとんどやってないのと違うかなぁ、って思うねん、『ベアリング実験』とか『ギャラクティカ計画』もそうやし・・・」
「Gamくんって、『気分屋さん』だもんね〜っ」
「うん、せやから予定を挙げとくよりも、やっぱ、思いつきで勢いつけてやってしもた方がいいような気がする、ウチの場合は」
「じゃぁ、次回の予告はなし、ってコトでいいのかなっ?」
「そうやね、とりあえず『ヒシ池探してサムチョンリ』、あっ、間違えた、『3千里』やわ(笑)」
「えっ、『さむちょんり』って・・・?」
「『3千里』をコリアンで言うとそうなる、ヨソの掲示板とかで『マンセー』とかって書き込み見かけんか?」
「う〜んっ・・・」
「『マンセー』って『万歳』のコトやねん、なんか、我が帝国でも定着してきたみたいやなぁ、コリアン」
「『韓流』って言うんだよっ、それくらいはGamくんでも知ってるよねっ」
「『はんりゅう』?・・・、意味わからんコトバ使うな、ミキ、それもごっちゃ混ぜやぞ」
「だって、韓国語使ったのって、Gamくんが先じゃん」
「うーん、カムルチィの語源はコリアンやからライギョ系サイトではしゃあない(笑)」
「そんなの、ずるいよ〜っ!」
「ぎゃはははは、『アイゴに刺されてアイゴー』やぞ!」
「意味わかんないから話し変えちゃう・・・、それでねっ、今回は色々あったけど、Gamくんのミキに対する気持ちがわかったから、すっごくうれしかったんだよっ♪」
「ちょっと待て!いきなり何言い出すねん・・・」
「だって、Gamくんって、『ミキの存在を守るためにウチは地下に潜る!』って言ってたじゃん♪」
「ウチは言うてない、無実やー!」
「また、Gamくんったら、いつもの照れ隠しなんだよねっ♪」
「お願いやから語尾の『♪』やめてくれ・・・」
「Gamくん、素直にならないとねっ、幻の『ワイルドウィーゼル作戦』を公開してもいいんじゃないのっ?すっごいコト書いてたんだから、『ミキに対する愛と情熱』とかねっ♪」
「あれはあかん!速攻でゴミ箱行き!くそー、今月の『月刊ダムン!』は終わりにする!!恥ずかしいてしゃあないわ・・・」
(2007/6/10発行)