「Gamくん、10月も終わりになっちゃったけど、結構、寒くなってきたよねっ」

「そうやなぁ、ライギョのシーズンも終わったし、ボチボチ竿作りのシーズンやんか」

「えっ、また、竿作っちゃうんだっ?Gamくんが持ってる竿っていっぱいあるのにっ・・・」

「理想を追いかけると何本でも作りたくなるぞ、フッキングとファイトでは要求性能が正反対やからな」

「へ〜っ、そうなんだっ」

「フッキングで確実にアゴをブチ抜く硬さと、サカナの動きに追随できる柔軟性、考えただけでもこんなん両立できへんやん」

「なんだか、難しそう・・・」

「せやから市販竿でもいっぱいあると思うねん、ただ、自分の釣り方に竿が合致すればいい、要するにテスターの人と自分の感性が同じやったらいいねんけど、ウチの場合はそれは有り得んのかな?せやから自分で作るしかない」

「じゃぁ、作るのが好き、ってコトじゃないんだねっ」

「リールチューンと違ってロッドビルドはめんどくさい、スレッド巻くのに思いっきりテンションかけるもん、めっちゃ疲れるねん、コーティングもニガ手やからちょっと躊躇する場合もある、『放置プレイ』も多いやん」

「う〜んっ、意外とそうかも・・・」

「そんなこんなで『月刊ダムン!』の今月のお題は『放置プレイ』で行く、ウチがアップしてそのまま『放置プレイ』中のコンテンツを振り返ってみるわ、要するに『恥の上塗り』やな」

「色んなコトに手を出しすぎてるんだと思うよっ、Gamくん一人なんだから」

「正直言うけど、実験もリールチューンもロッドビルドも日常生活も全部一人でこなすのはめっちゃ厳しい、釣り雑誌の編集部じゃないからそんな時間の余裕がない、でも、つまらんことやけど、ついつい思いついてしまうからアップしてしまう、で、色んなことやってたら時間がなくなって『放置プレイ』になるんやろなぁ・・・」

「誰かに手伝ってもらってもいいんじゃないのっ?」

「さぁ・・・?」

「『さぁ・・・?』って・・・、じゃぁ、移り気、ってコトなのかなっ?」

「飽きっぽいのと違うか?せやから、そろそろミキも・・・」

「あ〜っ!また、そんなコト言うんだからっ・・・」

「ははは、さすがにそれは100%ウソや、ほんなら始めるわ、ミキ、ファイナルダムンを一通り見て『放置プレイ』をチェックしてくれるか?」

「うんっ、え〜っと・・・、まず、『リール編』は何もないみたいだけどっ?」

「ほんなら次やな」

「でもねっ、『Sweet emotin』ってあるでしょっ、左ハンドルのリールをいっぱい紹介してるじゃん、あれって『リール編』だっけ?」

「いや、ウチ的には『アナザーフィッシング編』のつもりやけど」

「ふ〜んっ・・・、じゃぁ、次は『ロッド編』だけど、・・・これもなさそうだねっ」

「ロッドビルドも『アナザーフィッシング編』やからな、で、この『リール編』と『ロッド編』は特記事項がない限り更新しないと思う」

「じゃぁ、それ自体が放置、ってコトだねっ」

「放置、じゃないぞ、『放置プレイ』やぞ」

「なんか、その言い方って好きじゃないもん・・・」

「・・・次行ってくれるか?」

「え〜っと・・・、『フロッグ編』は特にいいのかなっ?」

「『カエルチューンその2』で『遠投用』か『ヘビカバ用』ってコメントしたけど、どっちも兼ねたのが試作で完成した」

「あの、すっごくおっきいカエルだよねっ」

「そう、『フィネス』の『アナコンダ』やな、沖縄に持って行った試作シイラポッパーじゃなくてカムルチィ用、重量60グラムの大遠投ヘビカバ向けやわ、これやと『ソルティガZ』と『神雷2号』の組み合わせでもそこそこ飛んでくれると思う」

「『ライン編』は何もなさそうっ?」

「そうやなぁ、『メガセンサー』の次のネタがない」

「じゃぁ、次は『フィッシングスタイル編』だけど、これは多そうだよねっ、・・・『飛ばせ、鉄拳!』はどうだっけ?」

「今のところ、高精度ベアリングの実験が『放置プレイ』、『Koyoの5級ベアリング』と『ABEC7のセラミックベアリング』やわ」

「まだ注文してないんだっ?」

「現状バラ売りしてくれそうにない、20コまとめ買いなんか誰がするねん!」

「そんなにいっぱい買わないとダメなのっ?」

「・・・」

「それじゃぁ、次は『必殺パワー!』だけど、やり直す、ってコメントあるよねっ?」

「うっ・・・、誰でもいいから『真のドラグ値を実験してくれー!』とか要望があったらするわ(笑)、事実、『特別編』はリクエストやったからな」

「そうなんだっ、きっかけがないからやらない、って感じでいいのっ?」

「ヤル気になったら徹底的やけど、なんか、気が進まんのやな・・・」

「ははは、やっぱ、『気分屋さん』だもんね〜っ、じゃぁ、次の『We got the power!』って全然やってないみたいだけど・・・」

「背筋力計でPEライン引きちぎって計測するねん、当初は結束強度を想定してたけど、『各銘柄の強度比較』もアリかなぁ」

「じゃぁ、糸を揃えないとダメなんでしょっ?」

「だからめっちゃお金かかるねん、市販の専用ラインやら色分けライン揃えるからな、やらんのは金銭的問題もある」

「次は『決戦!』だけど、『理論武装編』から進んでないよっ」

「そうやなぁ、社外品で『丸ABU用マグブレーキユニット』ってのがある、これを組んで試す気やけど、どうせ組むんやったら調整しやすいように追加工しようと思ってる、今はそれの検討中やわ」

「でもっ、細い糸は『イクシオーネ』だっけ、今のリールで試せるじゃん」

「遠投系の実験は場所がいるからな、それも水の動いてない『止水域』の方がいい、場所探しも含めて検討中やわ」

「それじゃぁ、『スピンストーム、秘密の兵器!』は飛距離実験で止まってるねっ」

「うーん、現状、飛距離で言うとかなり使えんからなぁ・・・、これのアプローチは2つあって、バットガイドを『Pacbay』の巨大な70番のハードリングを採用するのが一つ、もう一つはリールを『ソルティガブラスト』じゃなくって『パワーエアロ』みたいな『ドラグ付き投げ用リール』にするねん、でも、飛距離狙いじゃなくて『ベイトタックルで投げれん小さいカエル用』にしてしまうとか」

「石垣島で使ったカエルだよねっ」

「そうやな、『スカム小』やら『オタマジャクシ』やね」

「ふ〜んっ・・・、次は『Law the jungle!』だけど、この辺って、そんな場所がないんだよねっ」

「超ヘビカバは知多半島か静岡で決定やわ」

「それじゃぁ、『特殊攻撃機「晴嵐」!』って?」

「フローターは場所探し中、やっぱ知多かなぁ・・・」

「『野獣死すべし!』はどうなのっ?『ラインシステム編』までだよねっ」

「フライライギャーか・・・、これも場所探しやなぁ、カバーがないとお話しにならんから、それが済んだらまとめていっぺんにやってしまうか、あと、『フローターでフライ振る』ってのもちょっと考えてる」

「じゃぁ、次の2つは竿が完成してるからいいでしょっ、『All the young boys and girls!』って何か準備したのかなっ?」

「激安のベイトリールとスイムベイトロッドを『天狗堂』で仕入れた、オープンやったら問題なく使えると思うよ、ただ、アップするのがめんどくさいからやってないのと、やっぱり右ハンドルのリールやから、なかなか使う気にならんのは確かやわ」

「そうなんだ〜っ、・・・思った通り、『フィッシングスタイル編』は放置が多かったねっ」

「ファイナルダムンの3本柱は『実験』と『左ハンドルベイト』と『ロッドビルド』やから、このあたりっていろんなネタが思いつくねん、思いつきすぎて実行できへんのと違うかなぁ・・・」

「あのねっ、ミキ、ず〜っと思ってたんだけど、釣りだけじゃなくって、普段もそうだけど、どうしてそんなにアイディアが浮かんできたりするのっ?」

「そんなん言われても知らんわ・・・」

「やっぱ、Gamくんって、不思議な人だよね〜っ」

「『不思議膏』と違うか?」

「えっ、『ふしぎこう』・・・?」

「痔のクスリ!大阪の北浜に『ぢ』ってでっかい看板があるぞ!!」

「もうっ、バカっ・・・」

「えーっと、そしたら、次は『アナザーフィッシング編』か、基本的には環境が変わったら対象魚も変わるやん、再検討ってのもあるわ、せやから先に言うけど、『電光石火』と『SAYORI・Genocide』は未定で、『自称・日本ギルプロ協会』は気が向いたらやるわ」

「Gamくんがそう言う時って、やらない、ってコトでいいんだねっ♪」

「うっ・・・」

「あ〜っ、正解なんだ〜っ」

「・・・」

「あのねっ、『自称・日本ギルプロ協会』は『ブルーギル』ってわかるんだけど、他のはタイトルだけじゃぁわかんないから、ちょっと説明してほしいなっ」

「『電光石火』は『イケカツオ』を釣るんやね」

「『いけかつお』?・・・、それって海のサカナなのっ?」

「メッキ釣りの外道やけど、神戸でメッキ狙うとコイツの集団に会うことが結構多い、いや、ほとんど『イケカツオ』なんかなぁ・・・、メッキに比べて引かんから対象魚としては面白くないし、薄っぺらいサカナやから喰う場所ないからフツーは狙わんのかも知れんけど」

「じゃぁ、どうしてわざわざそんなサカナを釣ったりするのかなっ?」

「30センチ超えるといい感じになる、ベルトみたいな『タチウオ』釣るより手軽でいいし」

「それじゃぁ、『SAYORI・Genocide』って?」

「これは読めばわかるけど『サヨリ』を『大量虐殺』するねん、1日100匹とか」

「え〜っ、そんなに釣っちゃうんだ〜っ!」

「いや、本気で狙ったらもっと釣れる、でも、おかんがめっちゃ機嫌悪なるねん、100匹さばくワケやんか、近所におすそ分けしてたわ」

「今のGamくんだと、料理できないからダメだよねっ」

「おまえが100匹さばくんやぞ(笑)」

「ミキ、魚料理なんてできないよっ・・・」

「あのな、サカナくらい料理できんと、ええ嫁さんになられへんぞ・・・」

「・・・」

「実験台はウチでいいやん」

「・・・ねぇ、Gamくん」

「どうした?」

「料理って、できた方がいいっ?」

「うーん・・・、今の世の中やと料理好きの男の人も結構おるから、別にいいのと違うか?ただ、前も言うたけど、ウチは考え方古い人間やから、『婦女子は守るべき存在』やからメシぐらいは喰わせてくれ、ってのはあるけど」

「そうなんだっ・・・」

「ほんなら話し戻そうや、次行ってくれ」

「うんっ、あとは『I kill the cat』って、『ナマズ』を釣るんだよねっ、この辺にも結構いる、って言ってたじゃん」

「その通り、なぜかナマ釣りには行ってない、来年の課題にするよ」

「それじゃぁ、ファイナルダムンの3本柱だけど、まずは左ハンドルベイトの『Sweet emotion』だねっ、・・・え〜っと、リールの紹介はいいと思うんだけど、リールチューンだよねっ・・・、『ABU 5001C BigA改・シャフトレススプール』は『内部構造の見直し』ってなってるけどっ」

「『旧ABUシャフトレス』はドラグ周りとギヤ関係、要するに駆動系見直しやわ、あと、クロムメッキフレーム化も残ってる」

「それじゃぁ、『ベアリングについてのエトセトラ』だよっ、これは『放課後編』で『今後の展望』なんてコメントしてたよねっ」

「ああ、自慢じゃないけど全部『放置プレイ』やぞ、『ミキちゃんちゅ〜んっ!』も含めてな(笑)」

「あっ、そうだった・・・」

「この中で優先順位をつけると『2ピースライギョ竿』、8フィートの2ピースロッドがほしいからな」

「じゃぁ、あとは『ミリオネアの逆襲!』くらいかなっ」

「『ミリ逆』は今シーズンで『TD LUNA 300L』を何回か使ってみた、でも、やっぱり飛ばんような気がするよ」

「要因が見あたらない、って言ってたよねっ」

「スプール周りじゃないとしたら、レベルワインドのフリクションかな?具体的検証はまだやってないから・・・」

「次はロッドビルド、『Build up!』だけどっ、『ガイドについてのエトセトラ』で、『次回は、ゴールドサーメットの正体を追う!って本気か?』ってなってるけどっ」

「正体掴めん!」

「あとは『超ヘビーカバーロッドの作成』だねっ」

「これは『神雷2号蛇頭殺改』で代用できるから、当面は『放置プレイ』でいい」

「『改』なのっ?」

「ベランダでフトン叩きに使ってたら、ティップが欄干に当たって5センチくらい折れた、せやからもっともっと硬くなった、宇宙最凶やぞ」

「そう言えば、『4号メッキ殺『Shooting Star』の作成』はどうしたんだっけ?」

「グリップ周りが大失敗、細いブランク用のブランクタッチトリガーシートを削ったのがアカンかってん、トゥイッチ掛けてたら指が遊んで握りにくい、せやからやり直し、『南山・蛇頭殺』みたいにブランクタッチじゃないパイプシートをトリガーなしにするのがいいと思う」

「『Build up!』はこんな感じかなっ、じゃぁ、『アザー編』だけど、どっちも放置状態じゃん、『Straight to Hell』って、Gamくんの今のケータイは紹介してないよねっ」

「そうやな、『SO902iWP+』ってドコモの防水ケータイやねん、これは石垣島遠征のフローターでも大活躍した、やっぱ、防水は便利でいいぞ」

「でもっ、ホントに大丈夫なのっ?」

「あれで水中撮影しようとするとムリやと思う、水圧がかかったらヤバいかな?」

「『スポーツカーに乗ろう!』もGamくんのクルマ、紹介してないよねっ」

「クルマの紹介は『いちびり』すぎるからやめた」

「『いちびり』って?」

「大阪弁の微妙な表現やねん、ウチみたいなのを『いちびり』って言うねんけど、程度ってのがあるから、で、ちょっとだけコメント残してた『次期ランエボ』と『次期GT-R』が発表されてるわ、どっちもライギョ竿は積めそうやぞ(笑)」

「ぷぷっ、Gamくんって、どうしてもそっちの方向になるんだねっ♪」

「そう、世間的には『馬力』とか『値段』の話しになる、クルマ好きの掲示板やと『GT-R』の話題でアツく書き込んでると思う、でも、ここはファイナルダムン、『竿が積める』とか『最低地上高』って感じになるもん」

「やっぱ、値段、高いんだっ?」

「『ランエボ』は相変わらずリーズナブルなのかな?でも、問題は『GT-R』やわ、標準車で770万やぞ」

「そんなにしちゃうんだっ・・・」

「ああ、何年か死ぬ気でお金貯めたら買えると思うけど、維持するのが大変やわ」

「じゃぁ、しばらくは今のクルマなんだねっ」

「ああ、『ランエボ』は『ギャラン』丸出しやし、『GT-R』に至ってはエンブレム外したら『新型フェアレディZ』って言われてもおかしくないと思う、どっちも前のクルマとは全然違うよね」

「・・・」

「『日産の赤いR』の意味は『ライギョのR!』やねんぞ、『マーチ・ライギョ』やら『パルサーGTI-ライギョ』に『スカイラインGT-ライギョ』とか(笑)」

「はははっ、絶対ウソだよ〜っ」

「『日産の赤いR』とか『三菱のエボリューション』って競技を前提にしてるはずやねんけど、今度の見てたら、何するのかなぁ・・・、って気がする」

「クルマのコトは、よくわかんないよっ・・・、じゃぁ、『コラム編』なんだけど、ここだと『炭素繊維のトン数表示って?』が放置状態だよねっ」

「ああ、『感度編』とかで述べてるけど、納得のいく資料がなかなか揃わん、一応、『炭素繊維のトン数表示は縦弾性係数』ってのはもう一回コメントしとこう」

「それじゃぁ、これで放置コンテンツの状況報告も済んだんだけど、・・・Gamくん、これからどうするのっ?こんなに放置してたんじゃぁ、どれから手をつけていいのかわかんないよねっ」

「そ、それは・・・」

「また、『気が向いたらやるわ』って言うのはどうかな?って思うんだけどっ」

「うーん・・・、『リクエスト制』やな!!」

「えっ?」

「リクエストを募って多い順にやっていくねん、もちろん金銭的とか環境面で難しいのもあるけど」

「ふ〜んっ・・・、じゃぁ、ミキ、みんなのリクエストを待ってるねっ♪」

「いや、ここからが重要、『ファイナルダムンでリクエスト募っても誰もそんなんせえへん』って読みがあるねん、せやからウチの気が向かん限り『放置プレイ』のままやぞ(笑)」

「あ〜っ、Gamくん、それってずるいよ〜っ」

「ぎゃはははは、ずるいもへったくれもない、そんなん冗談、ウチがやりたい時にやるに決まってるって、そしたらミキ、先月号の宿題、『18DDHの名称クイズ』の答えを発表してくれ!」

「えっ・・・」

「どないした?」

「Gamくん、覚えてたんだっ・・・」

「それは当たり前、ウチが忘れるワケないやん」

「・・・」

「ミキ、やってないんやな?」

「・・・」

「しゃあない、かわいいミキちゃんやからサービスしとこう、来月号まで待つことにするわ」

「えっ!今、ミキのコト、かわいい、って言ったよねっ♪」

「あっ、ヤベっ・・・」

「ちょっと〜っ、何がヤバいのっ!」

「いや、その・・・」

「でも、Gamくんって、ミキのコトちゃんと想ってくれてるんだからっ、ねぇ、Gamくん♪」

「今月号はもう終わろ・・・」

(2007/10/24発行)

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