'06・キュラドに巻くPE6号を探しに釣具屋さんに行ったら、こんなのを見つけたので早速購入してみた。

メガセンサー
いつものように300m連結で購入
実勢価格は2割引か?

通常のPEラインって1号10ポンドで換算するのが平均的な直線強度だと思う。PE10号なら100ポンドという感じだ。それがウルトラダイニーマに代表される強力PEラインの登場で計算が合わなくなってきた。10号で55kgだから、1ポンド=0.45kgで計算すると122ポンドもある。で、今回仕入れたダイワ精工のUVFメガセンサー、コイツはさらに強力だ。6号で40.6kg、ポンドに換算すると90ポンドにもなり、今までのお気に入りであるウルトラダイニーマさえも凌ぐ直線強度を誇っている。90ポンドといえば一昔前のPEラインなら10号クラスに匹敵する強度なのだ。技術の進歩って本当に恐ろしい。とりあえず最近の強力PEラインを6号で比較してみた。

メーカー 名前 ポンド kg

値段

ダイワ精工 UVFメガセンサー 90 40.6 4050円
よつあみ ウルトラダイニーマ - 36 5040円
よつあみ ウルトラダイニーマWX8 - 37 4200円
ユニチカ ウルトラユニベンチャー1 79 36 4800円
モーリス VARIVAS 雷魚 MAXパワー 80 - 4000円
モーリス VARIVAS アバニ10X10 MAXパワー 85 40 4000円
バリバスはポンドとkgの計算が合わないぞ
1ポンド=0.45kgで85ポンドなら38.25kgだし、40kgなら89ポンドだ

バリバスのアバニ10X10以外だと10ポンドは強くなっている。実勢価格はさておき、定価だけで見れば安いくらいだし。なので、この2006年はとりあえずUVFメガセンサーを使ってみることにする。ただ、残念ながら6号までしかラインナップされていない。しかし10号だとこんな強力PEラインは必要ない、太さが余裕を生み出すと思うので、まぁいいかって感じではある。

いくら超強力だからといって、この6号ラインで全てのカバーに対応できるのか?そんなことはあり得ない。直線強度が高くても元々の糸が細いので、繊維1本が切れた場合の強度の低下を考慮すると10号クラスよりもはるかに危険だろう。カバーでのカムルチィ狙いで、誰が最初にPE6号以上と言い始めたのかは知らないが、どこまで試したのかも知らないが、太さで余裕をもたすことができないので、PE6号を使う場合はこういった強力PEラインの採用をお願いしたい。何度も言うようだが、ブチ切れてしまえばそれで終わってしまうのだから。平気で「ヒシならPE6号でOK」とのたまうのは管理人だけだと思うので、誰もそんなことはしないだろうけど・・・

さすがに超強力PEラインといえども5号を使うのはちょっとねぇ。すれっからしのエリアで、カバーが薄い時期に軽量級のカエルをアンタレスで遠投するという特定条件なら可能かも知れない。前にも述べた、実験の失敗は終わりを意味するからね。

あと、IGFAクラスラインは表示強度以下で切れてしまわなければいけないのでオススメしない。表示強度以上で切れるとオーバーテストで失格の憂き目にあってしまうから。ライギャーにとってはIGFAルールなどは関係ないし、細糸で長時間掛けてやりとりするのなんて生殺しに等しい行為だと思っている。それをスポーツフィッシングなどというのは妄想か自己満足で、もうこの時代はにそぐわないのと違うか?

悪ふざけが多いファイナルダムンで、いつになく真面目?なコメントになったが、そろそろ強度テストの「We got the power」を実行に移そうと思う。ようやく準備ができたからね。(2006/7/11更新)

背筋力計
これならPE12号だろうがブチ切れるぞ!


ようやくメガセンサーを使う機会が訪れたのでアップしよう。

驚愕の事実をありのままに告白する。何だかドキドキしてきた・・・。中学生時代だと、想いを寄せる女の子に告白するのってめっちゃ根性がいったよね?それこそ世界が終わってしまいそうなくらい、でも、時間止まってくれー、なんてことを思った。今の子も「コクる」とか言ってそんなこと思ったり、学校でキャッキャ騒いでうわさ話でもするのかな?時代は変わっても人の心は変わってほしくないけどなぁ。いや、何の話しやねん・・・

実は、メガセンサーの件をアップしてすぐに判明していたことなのだが、今までずっと放置プレイしていました。ごめんなさい。PE6号なんぞをライギョ釣りで本気で使うのは管理人くらい、なんて思いがあったので、誰の参考にもならない、そう思っていました。この件を告白して懺悔します・・・

へへっ、コクってすっきりしたことだし、本編いっちゃいましょう!その、驚愕の事実とは、

メガセンサーが強力なのは太いからです(笑)

よつあみのウルトラダイニーマに比べると、ラインキャパで5〜10mほど少なくなってしまうのだ。それだと、強力なのも納得いくぞ。「なめとんのかー」と言いたいのをグッと押さえて比較画像をアップしてみる。糸を巻くリールはもちろんアンタレス、じゃなくてウルトラマグXLフリッピング。今年のPE6号クラスはとりあえずこの娘で確定だから。

まずはメガセンサー、

メガ60m メガ70m
わかりにくい?

左が60mで右が70m、写し方がヘタレなので申し訳ないが、通常の感覚だと70mは巻きすぎ、実用上は60mと判断している。

それではウルトラダイニーマね

ダイニーマ60m ダイニーマ70m
メガセンサーとあまり変わらない?

ごめんなさい、画像だとメガセンサーとウルトラダイニーマを同じだけ巻いて比較しても、見た目変わらないように見えてしまう。微妙な感じだけど、右の70mで比較してほしいのだが、スプールエッジの見え方が若干違っている。なので、管理人の見た目ではウルトラダイニーマだと右の70mでもOKと判断している。いや、ムリヤリ強引に80m巻いてしまっても・・・

ダイニーマ80m
これは巻きすぎ?でも、アンタレスもこんな感じで使ってるけど・・・

完全にスプールエッジが見えなくなってしまっているが、ウルトラダイニーマだとこれでも使える。だけど、メガセンサーをこんな感じで巻くと、糸の捌きが悪くなって実用性に欠けてまうのだ。メガセンサーの方がハリがある、使ってみてそんな印象を受けたから。70m巻きでもゴブリンのショートピッチングはやりにくかったからね。新品だから?いや、ウルトラダイニーマはそんなに気にならなかった。けど、そのうち馴染むとは思うが・・・

これではチンプンカンプン、雲をつかむようなお話しだろう。だから、実際の数値、要するに寸法を測定してみたいのだが、PEは組み糸だから、モノフィラみたいにマイクロメーターで測っておしまい、とはいかない。測定時に圧力を掛けるので、組み糸の場合だとつぶれてしまって直径測定できないのだ。でも、管理人は誤差を覚悟の上でマイクロメーターで測定する。それも太字で黄色やねんぞ。それしか手段がないねん。

で、 屁理屈的には、

一定の圧力を加え、組み糸が圧縮された厚みを測定する

こんな感じで考えている。太ければそれだけ厚みも厚くなる、そう思うしかないのである。一定の圧力というのがここではめっちゃ重要なのだ。なので、いくら0.01mmが測定できるからってデジタルノギスはここでは使わない。ファイナルダムンではアナログノギスしかアップしてないけど、一応、デジタルも持ってるよ。

メガセンサー ウルトラダイニーマ
これなら!

これなら目盛りの違いが判別できるぞ。左がメガセンサーで0.38mm、右はウルトラダイニーマで0.34mmだ。なので、メガセンサーがちょっと太い目なのがご理解いただけると思う。+0.01〜2mmの誤差はあると思うが・・・

さて、このPEの号数表示なのだが、メーカー的にはあくまで参考号数、って感じで表示しているのだと思う。なので、メーカーによって違いがある、これはPEが組み糸であることの特性上、仕方がないことだとは思う。モノフィラみたいに真円じゃないし、電動リールだとメーカーによって誤差があるのを見越して入力するみたいだから。でもな、ウチらが買う場合ってやっぱり号数で比較するんやから、ちょっと引っかかるねんけどなぁ。それとも、直線強度表示で選べばいいの?でも、バリバスみたいにポンドとkgの計算が合わないのもあるし、どうしたらいい?今回はメガセンサー使うけど、メーカーを統一するのがベストチョイスかなぁ・・・。

くそーっ、また、ウルトラダイニーマに戻したるー!(2007/5/5追加)

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