2006年石垣島遠征・9/19コウタイ・アタック編

管理人は朝には弱く、7時半頃に目覚ましをセットしておいたのだが、目覚めて時計を見ると10時になっているではないか!朝食ももう遅いだろう。仕方がない、朝食抜きだ。朝昼兼用でどこぞのコンビニで適当に仕入れよう。やはり石垣島は便利である。他の離島だと、とてもこのようにはいかないのだ。

昨晩準備したタックルは、スーパーパルサーのトラウトロッドとイクシの組み合わせ、ルアーはメッキセットだ。これをDioに詰め込んで出発する。途中のコンビニで食料を調達し、目指すポイントへと向かう。だが、昨日の発見したポイントではなく、ちょっと寄り道だ。とあるダムの流れ出しでも釣りになりそうな場所があったので、そこに向かった。昨日の発見ポイントは夕方に取っておこう。

流れ出しに到着、早速メシを食う。腹が減っては何もできんからね。ゆっくりと食事を取ってから釣りに移る。いよいよ第一投だ。日差しはきつくちょっといやな感じ。ルアーはバレーヒル(邪道)のクルクル小を選択した。ちなみにこの邪道ってネーミングは好きではない。だって、邪道なんていうのは自らが名乗るんじゃなくて、人に後ろ指を指されてこそ、と思っている。そんなことはどうでもいいか・・・

クルクルを投げる。で、棒引きする。が、しばらく投げても反応がない。ルアーチェンジする?やめよう、場所移動する。ちょっと下流、堰堤の手前に移動だ。改めてクルクルを投げる。すると、いきなり反応があった。即アワセをくれてやる。その後トラウトロッドを軽く絞り込む感覚は乗ったことを意味する。チラッと見えたけど銀色の魚だったのでしばらく遊ばせよう。スーパーパルサーは今のプレッソやカーディフのようなベロベロの竿じゃなくてバットパワーでタメが効くから余裕がある。いい竿だと思うぞ。マイクロスプーンを投げるのにはきついけどね。で、釣れたのはこんな魚だ。

ユゴイ
これはユゴイだろう。ファーストヒットを記念して

ユゴイという魚だ。もしかするとオオクチユゴイかな。沖縄だと何処にでもいる魚らしい。これで恐怖の「完全丸ボーズ」は逃れたので、機嫌良く釣りができるだろう。その後は反応はあるものの、掛けるまでには至らず。夕方までには結構時間もあることだし、ちょっとツーリング気分で移動しよう。

しばらく走らせると、足場のいい流れ込みがあった。Dioなら入れそうなので行ってみる。すると電信柱が倒れており、Dioでは先に進めない。しかも電線が水に沈んでしまっていて邪魔だ。これじゃあ、釣りができそうにないなぁ。なので、Dioは置いて歩いていってみる。見える魚はティラピアだろう。ちょっと速いのはユゴイかも知れない。コウタイの姿はどこにも見あたらないので引き上げよう。本当はもう少しネチネチと攻めた方がいいのだろうが、ワーム類を忘れているのがここで響いてしまっている。だが、この時点では管理人はそのことには気がついてはいない・・・

遊んでいたら時間もいい頃になってきたので昨日のポイントに戻ろう。お楽しみのコウタイアタックぞ。ぱっと見では黒い魚は見あたらない。まずはクルクルで試してみる。しばらく引いてみたが反応はない。ルアーチェンジ、メッキ用のバスデイ・クリスタルポッパーだ。コイツは沈むのだが、メッキの時よりも前後の移動量を抑えるような意識、比較的遅いテンポでの連続ポッピングを加えてやる。リールもイクシのハイギヤなので、ちょっと遅い目の意識を忘れずに動かしているとクリスタルポッパーに乗ってきた。

ティラピアその1
カムルチィじゃなくでティラッピーの背景ぼかしは日本初の試みか?!

普通のティラピアだったりする。標準和名カワスズメらしい。こんなのはどうでもいいだろう。PhotoShopのフィルタ作業も結構めんどくさいのだ。それより黒いのだ。早く浮いてこいって。

・・・・・・

・・・・・・

浮いてきたぞ!クリスタルポッパー発射!連続ポッピングだ!

ポコポコポコ・・・・・・

反応がない。ならば、ワンダーを使おう。沈ませ気味にトゥイッチを掛けると反応してきた。でも、アタックまではいかないのだ。どうする・・・

最後の手段を使おう。目の前でワンダーを着底させる。黒いのが寄ってきた。ワンダーに最接近して口を使うか使わないかの刹那、思いっきりアワセてやった。竿に重み、手応えアリ!やったね、ほとんど反則と言っていいだろう超音速フッキングだ。でも、とりあえず口には掛けているからね。電撃なんぞは屁ェみたいなものだろう。さて、管理人を苦慮させた黒い魚の正体は、

黒い方
口を使うと予測した管理人の超変態技
なので、一応、外側だけど口掛かりだ

やっぱりティラピア〜♪。画像では結構グレーっぽいが、釣った瞬間はもっと黒かったのだ。ちなみに婚姻色で黒くなるらしいのは大阪に帰ってから調べた。管理人の勉強不足だね。

さて、それ以降色々と場所を変え品を変えたが魚の姿を見ることはできなかった。嗚呼、コウタイはいずこに・・・。日も沈みかけているので宿舎に戻ろう。夜行性とはいうものの、明かりの一切無い山奥なので、ナイトアタックは不可能だと判断される。とりあえずメシにしよう。今日のシェフの気まぐれは「チゲ鍋」、コリアン料理だ。参考までに「チゲ」ってコリアンでは「鍋」という意味だから「チゲ鍋」=「鍋鍋」になってしまう。恥をかかないように気をつけようね。うん、「チャル モゴッスンニダ」(ごちそうさまでした)。

あとはヤケ泡盛かな。「八重泉」にしようか。空港には与那国名物、アルコール度数60°の「どなん」も売ってたしね。
明日?明日は気を取り直してメッキ殺に行こう。
というワケで9/20メッキ殺編へ続くのだ!続きは時間のあるときにね。

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